上の写真は、横手市南郷地域の高橋長一さん(左)と高橋洋一さん(右)。
あきた元気ムラのGBビジネスの一環で山菜を首都圏に出荷していて、
5月9日(木)の山菜採りに取材班も同行させてもらいました♪
●GBビジネスとは
GBは「G=じっちゃん、B=ばっちゃん」の略♪
2011年にスタートした秋田県のGBビジネスは、山菜・きのこ採りや、
地域に伝わる漬物・菓子作りなど、住民の皆さんの経験・技を生かして
収入源に結び付けるもので、「地域の元気づくり」を目的に、
町内会・自治会といった団体の皆さんを対象に始めました。
GBビジネスの取組の一つが山菜の「共同出荷」。
取引先との受発注業務は「NPO法人あきた元気ムラGBビジネス」が行い、
上記の地域が山菜などを首都圏などに出荷しています。
先月の横手市保呂羽地域のリポートもこの一環です(^^)
→ふきのとう出荷作業が保呂羽地域で最盛期!
小さな集落から数百世帯の集落まで、規模の異なる地域が参加しているのが特徴で、
単独では出荷できないような小さな地域でも、各地域が「集落ネットワーク」を
組んで出荷することで、安定した出荷体制を実現しました。
これが「共同出荷」で、23地域(2019.5.1現在)が参加しています。
95世帯が暮らす南郷地域は、2018年から山菜の共同出荷を始めました。
写真は5月9日(木)に撮影したものです。
高橋洋一さん(写真・上)と、高橋長一さん(写真・下)が、
「コシアブラ」と「コゴミ」を採りに地域の山に入りました。
左がコシアブラ。右がコゴミ。
南郷では約10人が山菜出荷をしていて、それぞれが採った山菜を、
自治会長の高橋長一さんがとりまとめて首都圏に発送します。
この他にも様々な山菜が♪
「ゼンマイはコゴミと違って綿がついている」
「タラの芽は枝にトゲがある」
「コシアブラの枝は白っぽくてツルツルしている」などなど
高橋さんたちが山菜の特徴を教えてくれました。
コゴミは雨が降った後に収穫すると、ゴミが取れずに出荷しづらいので、
晴れの日が続いた時に収穫するそうです。
山菜採りは天候との勝負でもあるんですね。
取材班では見分けがつかない山菜ですが、
高橋さんたちが見ると「お宝の山」。
「南郷で山菜を出荷してるのは、山が好きな人たちばかり。
ゼンマイやタラの芽は採ってたけど、売ったりせずに、
お隣におすそ分けするぐらい。コシアブラも売り物になると
教えてもらってから採るようになった。
自分が採ったものが、お小遣いになるのは楽しい」と話します。
南郷地域では、これから田植えが本格化し、
高橋さんたちも農作業で忙しくなっていきます。
GBビジネスの山菜出荷はちょうどピークを迎えていました(^^)
南郷地域からGBビジネスの取組をお届けしました!
高橋さんのお宅で、ちょうどゼンマイを手もみして天日干ししていました♪
乾燥させれば、いつでも食べられます。地域の皆さんに受け継がれてきた
山の知恵ですね(^^)