2月26日(火)、仙北市北部川崎地域で、長年、火振りかまくらに使う
「炭俵」を作ってきた田口伝治さんの作業場にお邪魔しました!
仙北市角館周辺で行われている「火振りかまくら」は、
無病息災、五穀豊穣を祈って炭俵に火をつけて振り回す小正月行事です。
右の写真を見ると、炭俵を振り回しているのが分かりますね♪
火振りかまくらに使う炭俵は、北部川崎の「川崎クラブ」の皆さんが
昭和40年代頃から長年にわたり製作してきました。
しかし、ここ数年、作り手が減ってしまい、
製作できる炭俵も少なくなってきているんです。
北部川崎の雫田集落の田口伝治さんは、
現在も火振りかまくら用の炭俵を作り続けています。
大正15年生まれの94歳!
若い頃は、炭焼きをなりわいとしていました。炭焼きで作った炭は、
炭俵に包んで運ぶため、田口さんは炭俵づくりの達人なんです。
炭俵づくりは、稲刈りが一段落した10月から始まります。
まずは、材料となる「茅(かや)」の収穫。
収量によって炭俵の数が決まるため、材料の刈り取りや乾燥も重要な作業です。
「1日あたり10枚、作ることができれば上出来」と話す田口さん。
12月から2月にかけては、小屋の中でコツコツと炭俵を編み上げます。
今年の火振りかまくらは終わりましたが、
この日も、来年使用する炭俵製作に励みながら、
「元気なうちは、炭俵を作っていきたい」と話していました♪
以上、北部川崎地域から、
炭俵づくりの達人、田口伝治さんをご紹介しました!
※田口さんは、一般の方からの受注は行っておりませんのでご了承ください。