5月5日(土)、三種町下岩川地域で長面神明社の祭典が行われました!

集合写真

長面神明社の御神体は天照大神で、祭典では地域安全や五穀豊穣を祈願します。
もともと、長面神明社は、長面集落にある山「御嶽堂(みたけど)」にありましたが、旧下岩川村の村社を長面集落が単独で管理するようになってから御神体を村社へ移しました。

神事の様子① 神事の様子②

長面神明社の祭典では、当初は神事を行い、直会(なおらい)をするだけでしたが、「祭りにはお神輿があった方が活気づくべ」という声が多く上がり、昭和56(1981)年に神輿と子ども神輿(俵神輿)が作られ、お神輿巡行が始まりました。

神輿巡行 俵神輿巡行

お神輿巡行の際、集落内には10カ所の休憩所があり、神様へのおもてなしとして、お酒やジュース、お菓子などが振る舞われます。

休憩所ごとにそれぞれ特徴があり、近藤畳店の前の休憩場所では、参加者がリラックスできるよう畳を敷いた休憩場所となっていました♪

休憩所の様子① 休憩所の様子②

お神輿巡行が始まった頃は活気のあった祭典でしたが、若者の集落離れが進み、一時期は神輿を担ぐ人が10人ほどに減少。台車を付ける話もあがったほどでした。

しかし、”このままでは祭典が廃れてしまう”と立ち上がったのが「下岩川地域力推進委員会」。若者との交流を図ろうとワンコインパーティを開催し、仲間を増やしていきました。

その結果、年々参加人数は増加し、今では、秋田市で暮らしているにも関わらず、奥さんの実家がある下岩川地域での祭りということで毎年駆けつける方もいるそうです。

祭典に参加した子どもたち

参加した小学生も「楽しかった!また来年も来たい!」と笑顔で話してくれました。

お神輿巡行後の直会では副会長の近藤さんより挨拶がありました。
「君が代で『さざれ石の巌となりて』とあるが、まさにそのように、小さな努力の積み重ねが今の大きな地域力を生んだ」

直会で挨拶する近藤さん

また、事務局長の赤川さんは、「一人で大きなことを成し遂げるのは大変だが、地域の一人ひとりが少しずつできることを行えば、大きなことを成し遂げられる」と話してくれました。

地域住民一人ひとりの努力の積み重ねによって、祭りの活気を取り戻したんですね(^^)
以上、下岩川地域からお伝えしました!

★おまけ

神輿巡行(おまけ)

神輿の上に毎年若者が指名制で乗ります♪
神明社へ戻る途中の橋の上で大きく揺らされます!
祭典で一番の盛り上がりを見せた瞬間でした(^^)