品種について
品種について
どんなメニューにも合わせやすいオールマイティーな食味の「あきたこまち」を中心に、もっちりとして食べごたえのある品種から、朝ご飯向けのあっさりとした食味の品種、さらに玄米食にぴったりの品種まで、お好みやニーズに合わせて選べる多彩な品種をラインナップしています。
ぜひ、お気に入りの品種を見つけてください。
バラエティ豊かな秋田米の特徴や違いをお米マイスターとともにご紹介します。
「寒冷な気候の秋田県で栽培できるコシヒカリタイプの良食味米」をコンセプトに開発された品種です。1984年のデビュー以来、全国トップクラスの人気、知名度を誇る秋田米の主力品種です。
名前は秋田で生まれたと伝えられる絶世の美女「小野小町(おののこまち)」にちなんでおり、その名のとおり”秋田美人”のような美しいお米です。
1.ツヤツヤと輝く透明感があり、香りに優れ、安定した品質が魅力です。
2.食味ランキング最上位の「特A」ランクに幾度となく選定されているおいしさです。
3.炊きたてはもちろん、冷めても美味しいので、お弁当やおにぎりなどにもおすすめです。
「あきたこまち」より成熟期が遅いため、県内でも比較的温暖な沿岸地域で作付けされる良食味品種です。かつてササニシキの作付け地帯であった本荘由利地域を中心に導入されています。
1.粘り、光沢、旨味、甘味、香りのバランスが良く、さまざまなお料理に合います。
2.食味は「ササニシキ」より優れ、冷めても美味しさが持続します。
3.粒張りと光沢に優れ、粘りが強くおにぎりやお弁当にお薦めです。
「業務用に適した食味や特徴と安定的な多収性を持つ品種」として開発されました。「あきたこまち」より収量が約1割多く、粘りが少なくあっさりとした食味を生かして、外食・中食用、加工用に広く利用されています。
1.コメ粒が大きくて丸く、香りに優れ、粘りがやや少なく、爽やかな食感です。寿司や丼物によく合います。
2.食感に優れ、冷めても硬くなりにくく、長時間保温した場合の食味が良好です。
3.ブレンド特性が良く、業務用や加工用に適しています。
多様な消費ニーズに対応できる「良食味と多収性を合わせ持つ品種」として開発されました。「あきたこまち」とは異なる食感を持ち、一般家庭用から外食・中食用まで幅広い用途に利用されています。
1.粘りと弾力性があり、粒が大きくきれいな粒立ちです。
2.タンパク質含有率が低いので、炊き上がりがふっくらしています※。
3.冷めても硬くなりにくく、白飯はもちろん、丼物、炊き込みご飯などにもお薦めです。
※一般的にタンパク質含有率が低いほど炊飯米がふっくらとしており、おいしいとされています。
お米の収穫時期の分散を目的に、秋田県が初めて育成した晩生(成熟期が遅い)の品種で、大粒で多収の良食味米です。成熟期が遅いため、栽培適地は温暖な平坦部に限られますが、稲の生育期間(登熟期)に高温の影響を受けにくいことから、夏に高温となった年でも安定した高品質米生産が可能です。主に沿岸平坦部の由利地域で栽培されています。
1.「あきたこまち」よりコメ粒が大きく、柔らかい食感が特徴です。
2.粘り、味、香りのバランスが良く、多様なニーズに適しています。
「秋田米の中で最も成熟期が早く、低温にも強い良食味の品種」として開発されました。県内でも気温の低い中山間地域や高冷地域においても良食味米を安定生産できます。主に内陸の鹿角地域及び仙北地域で栽培されています。
1.炊飯米は香りが良く、光沢と適度な粘りがあり、「あきたこまち」並みの良食味です。
2.主に中山間・高冷地で生産される品種です。
「成熟期が早い低アミロース米品種」をコンセプトに開発された品種です。気温が低い中山間地での栽培が可能で、内陸北部の鹿角地域を中心に、特産的品種として活躍しています。
1.アミロース含有率約7~12%※の「低アミロース」系統の品種で、白米は一般的なうるち米の外観と異なり、半透明から白色になります。
2.うるち米ともち米の中間の特性を持ち、うるち米に比べ軟らかく粘りが強い品種です。
3.冷めてもレンジアップしても、食感はもちもち・ふっくら・柔らかい特徴を持っています。
※アミロース含有率:アミロース含有率が低いほど粘りが強くなります。「うるち米」のアミロース含有率は約16~20%、「もち米」は0%です。
「炊飯米の味のバランス」について
※㈱インテリジェントセンサーテクノロジーによる炊飯米の分析データを基に、新潟薬科大学食品・作物資源利用学研究室 大坪
研一教授より立体的に「美味しさ」を表するため、「味の厚み」「濃さ・ボディー感」「旨味コク」などの表現で評価いただいたもの。
※平成28~30年産米の平均値
※データ提供:JA全農あきた
味の厚み | 苦味物質由来の苦味、雑味。低濃度で隠し味として深み、コクを示す。 |
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濃さ・ボディー感 | 渋味物質由来の刺激、雑味。ボディー感(ライト、ミディアム、ヘビー) |
旨味 | アミノ酸、核酸由来の旨味(先味) |
旨味コク | アミノ酸、核酸由来の旨味で持続性がある(後味) |
甘味 | 糖類、糖アルコールの甘味。(糖度3%以上で測定のため参考値) |
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