「お互いさまスーパーの店長に聞く」シリーズ、
今回は五城目町・内川地域浅見内集落の「みせっこあさみない」です!
取材に答えてくれたのは、店長の松橋勇子さん(写真右側)です。
浅見内集落では、店舗の運営が始まる前から、最寄りのお店の閉店や移動手段の不足によって買い物が困難になっている方々のため、「買い物バスツアー」などの活動を行っていました。
◆買い物バスツアーの様子…平成25年(2013年)1月撮影
しかし、日常的な解決には至らず、その悩みを解決しようと、県の「お互いさまスーパー創設事業」を活用し、店舗の運営に乗り出しました。
「みせっこあさみない」は「浅見内活性化委員会」が運営しており、接客スタッフ13人と仕入れスタッフ3人の合計16人が携わっています。
現在、店舗で扱っている商品は、時期や天候などに左右されることなく安定して購入されている「調味料」、「即席ラーメン」、「パン」をはじめとした500種類です。
◆木曜日は生魚の日
木曜日には鮮魚を購入できる「生魚の日」を実施しており、魚の日をめがけてたくさんの住民が店舗へ訪れています。
店舗には、地場産の野菜や、山菜も並んでいます。
「みせっこあさみない」が集落に定着していくにつれて、住民たちから「野菜を植えようと思うんだけど、必要な野菜ある?」といった声がかかるようになりました。
また、店舗内のインテリアは住民たちが持ち寄ったものがほとんど。
◆店内インテリア
◆販売している手芸品
住民が作った手芸品も販売しています(^^♪
松橋店長は「多才な住民たちの力を借りながら、みせっこの雰囲気が明るく、より良くなってきています」と笑顔。
みせっこあさみないの最大の特徴と言えば、食堂を運営していること。
天ぷらうどんやカレーライスといった定番商品に加え、季節に応じた期間限定のメニューも提供しています。
昨年度の冬期間限定メニューは、「鍋焼きうどん(火曜日限定)」と「だまこ鍋(木曜日限定)」でしたが、4月からは冬期間限定メニューに代わり、焼きそばが登場しました。
◆新メニューの焼きそば
「山菜が採れる時期には、焼きそばに山菜を入れて提供したいね!ってスタッフで話しています」と松橋店長。
取材に伺った当日、お昼時になると、店舗内に「今日はカレーライスにしようかな!」と明るい声が響きました。
その後から「おにぎりある?」と地域の女性がスタッフに声をかけます。
食堂を利用する住民たちが来店し始めました。
食堂には、地域住民のみならず、秋田市や三種町など、各地域からお客様がいらっしゃいます。
偶然出会った住民同士が、同じ席で談笑する様子は、とてもアットホーム。
ご夫婦で毎日のように食堂を利用するという方や、一人暮らしのため、みせっこに来るのが楽しみだという方も。
松橋店長は、「食事をした後に、お友達とゆっくり過ごす時間が増えて良かった」と笑顔を見せる住民たちを見て、やりがいを感じると話します。
みせっこあさみないの一画にある休憩スペース「みせっこサロン」は、住民たちが好きな時に利用できる場所で、お茶を飲んだり、ボードゲームを楽しんだりすることができます。
毎週木曜日には、住民に健康でいてもらいたいと、昨年から「歌声サロン」も行っています。
◆ここになくてはならないお店にしたい
松橋店長が思い描くのは「ここになくてはならないお店」になること。
「湯の越山や浅見内神明社など、ここには良いところがたくさんあります。今後はその環境を活かした活動もしていきたいです」
「今後のみせっこあさみないの姿を探るため、もっとお客様のニーズを聞いていきたいです。まだ来店したことがない住民にも興味・関心を持ってもらえるように活動していきたいですね」
食事を終えた住民たちが「また明日な!」と別れる姿を見送り、みせっこあさみないが住民たちの交流の場として親しまれていることを実感しました!
集落活動コーディネーターが「みせっこあさみない」の3年目をお届けしました(^^♪
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みせっこあさみないについては、以下の記事もご覧ください。
→お互いさまスーパー「みせっこあさみない」(リンク先:元気ムラサイト)
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