DSC_0144_着飾った女の子たちが踊ります

5月4日、藤里町・大沢地域にお邪魔しました!
この日は大沢自治会の大きな行事の一つ「熊野神社」のお祭りの日です。
春の花々が咲き誇る中、伝統の踊りが披露されました♪

大沢集落入口に立派な灯籠が登場 「花まつり」とかかれた灯籠

お祭りは、その年の「当番」となる町内が準備を行います。
今年の当番は「下モ町」。
地域の入口には立派な灯籠が登場していました。
「花まつり」「祭典」と書かれた灯籠もあちこちに飾られ、
賑やかな雰囲気につつまれています!

DSC_0009_大沢地域のけやきの館 DSC_0004_着付けを手伝うお父さん

大沢地域の会館「けやきの館」では、
お父さんお母さんが女の子たちの着付けを手伝っています。
今日は半日かけて、地域内を練り歩き、各地で踊りを奉納するんです。

DSC_0019_衣装もばっちりきまって記念撮影

準備ばっちり!
お、将来の踊り子(!?)も一緒です。かわいい~♪

DSC04035_春の熊野神社

お祭りのスタートは地域の北東に位置する「熊野神社」から。
背後に見える山は中世の城館「嘉平岱館」です。

DSC_0045_猿田彦が行列の先頭をきる

御神輿を導く「猿田彦神(さるたひこのかみ)」を先頭に、
正装した大沢地域の皆さんが行列となり続々と歩いていきます。
猿田彦神を務めるのは当番町の人で、
役目を務めるのは名誉でもあり、縁起がよいとも言われています。

DSC_0051_正装した大沢地域の皆さんが集落を歩く DSC_0052_御輿は軽トラックに乗せて出発

なが~い行列に、御神輿も続き、
一行は「けやきの館」を目指して約1.6kmを練り歩きます。

DSC04044_集落で踊る

そして、地域の場所場所で、
大沢芸能保存会の皆さんにより踊りが披露されます。

DSC_0172_大沢地域に伝わる芸能踊り

踊り子の最年少は小学校2年生!
練習は4月初旬から始まったそうです。

桜模様が描かれた着物姿が鮮やかですね♪
彼女たちの踊る姿も集落を彩る「花」の一つとなります。

DSC_0191_練習の成果を披露

見守る住民の皆さんも「かわいいね~」と
携帯電話やデジカメでシャッターを切る姿が見られました。

DSC_0218_集落内で踊る姿が花となる

演目は「通り音頭」「おわら」「鹿児島おわら」「佐渡おけさ」。
大沢地域に伝わる13種類の手踊りの一つです。

DSC_0246_お囃子の皆さん

お囃子の皆さんが「おわら!」「佐渡おけさ!」と掛け声をかけた後、
その場所で2~3の踊りを披露します。

DSC_0262_壮士舞を披露

「花は~さくら~」で始まるお馴染みの「壮士舞」も披露。

DSC04092_壮士舞

いつもは小中学生で踊る壮士舞ですが、
今年は、大沢地域出身の男性が応援にかけつけてくれました。
小さい頃に練習した舞は体が覚えているようです。

DSC_0358下モ町からお花
DSC04182_お囃子の皆さんDSC_0378_けやきの館で奉納する女の子たち

けやきの館では、一足先に到着していた住民の皆さんにより
直会(なおらい)が行われていました。
当番町の「下モ町」から沢山のお花を頂き、ここでも踊りを披露しました♪

花が咲く集落内で鮮やかな着物姿の女の子たち

けやきの館でお昼ご飯を食べた後、次の場所に向かいます。
計11ヶ所で踊りを披露しましたが、
カメラのシャッターを切れば、彼女たちの姿と一緒に必ず「花」もパチリ。

DSC_0442_樹齢何百年という桜も咲く

こちらの八重桜も見事ですね。
5月4日は、県内各地の桜は散り始めていましたが、
能代市や藤里町などの山本地域は、まだまだ桜が見頃を迎えていました。

白神の山をバックに壮士舞

背後に見えるのは白神山系の一つ「駒ヶ岳」です。

白神の山々をバックに

桜、水仙といった様々な花が一斉に花開いています。

DSC04123_春の大沢集落

昔は今のように娯楽がなかったため、
熊野神社のお祭りは田植え前のお楽しみ行事だったと言います。
農作業の田おこしも始まり、快晴に恵まれた中、
お祭りは人々の笑顔に囲まれ賑やかに行われました。

見守る大沢の住民の皆さん

「地域の人たちから協力してもらって続けられている」と
住民の方が話していたのが印象的でしたね♪

藤里町・大沢地域から、広域連携推進員みこたんのリポートでした!