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秋田で働いて良かったこと

自然の豊かさに日々驚かされます。森や海、鉱山文化など、学び続けられる環境です。雪国ならではの暮らしも含めて、ここに住んでみて初めて気づけたことがたくさんあり、この地で働けて本当に良かったと思います。

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プロフィール

  • 今回お話をうかがった方のプロフィール
    名前:白鳥万里
    所属:白神山地世界遺産センター 藤里館 自然アドバイザー
    経歴:2021年から就業
    趣味:鉱物収集 土地の“字(あざ)”のルーツを辿ること
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  • インタビュアー学生のプロフィール
    名前:船山亜湖
    所属:秋田大学 医学部 保健学科 看護学専攻
    インタビュアーになった理由:地域での働き方に興味を持ったから
    趣味:ピアノを弾くことと読書、映画鑑賞
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  • インタビュアー学生のプロフィール
    名前:照井楓
    所属:秋田大学 教育文化学部 学校教育課程教育実践コース
    インタビュアーになった理由:秋田で働く女性のリアルな声を掘り下げ、自分の言葉で伝えてみたいと思ったから
    趣味:スポーツをする・観る・撮ること、計算
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1日のスケジュール

平日
平日のスケジュール 平日のスケジュール
休日
休日のスケジュール 休日のスケジュール

インタビュー内容

プロフィールについて教えて下さい。
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白神山地世界遺産センター「藤里館」で自然アドバイザーを務めています。静岡県出身で、就職をきっかけに4年前に藤里町へ移住してきました。

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どのような仕事をしていますか?

主に観光客の方や教育団体、企業の方々に向けて、白神山地の魅力や楽しみ方、交通情報などを伝えています。また、イベントを企画し、新しい楽しみ方を紹介するのも大切な役割です。たとえば、鉱物探しやバードウォッチング、キノコ観察などを通じて、森の多様な魅力を発信しています。

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この仕事をはじめたきっかけはなんですか?

もともと静岡県で自然体験活動の指導をしていて、自然の中で人と関わることの楽しさを感じていました。職業にしたいと思って全国を探していた時、ブナ林で知られる白神山地世界遺産センターの求人を見つけて、「挑戦したい」と応募しました。

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やりがいを感じるのはどんなときですか?
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山に入って情報収集をしながら、来館者へ自然を案内できるのは貴重です。イベントを通じて自然の魅力を伝え、それをきっかけに参加者が自然を好きになっていく姿を見ると、大きな手応えを感じます。たとえば、河原での鉱物探しイベントに参加した小学生が、自分のハンマーを買って石探しに夢中になっている姿を見た時は本当に嬉しかったですね。

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秋田だからこそできる仕事はありますか?

もちろん自然体験は、その土地ならではの自然があってこそ成り立ちます。秋田には白神山地の森だけでなく、縄文遺跡や山菜文化など、人と自然が深く関わる暮らしがあります。農業も盛んで、「白神山地の恵みを一番感じるのは水だね」と地域の方々が話すように、森と生活が結びついている点は秋田ならではだと思います。

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これまでのキャリアについて教えてください。

大学時代はコロナ禍で一時休学し、その後退学しました。その後、地元・富士山麓で自然体験活動の指導に携わり、自然の魅力を伝える仕事の楽しさを実感しました。これを一生の仕事にしたいと考え、秋田へ就職・移住しました。

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学生時代の理想と今の現実にギャップはありますか?
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私はもともと「人と関わって体験を共有することが楽しい」と感じていて、それを仕事にできているので理想と現実は近いです。想定外だったのは、若いうちから直接お客様の反応を得られる点です。これは大きな喜びです。

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秋田で「自分らしく働けている」と感じますか?

はい。イベント企画から発信まで自分で舵を取れるので、とても自分らしく働けていると思います。

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お仕事と私生活のバランスはどうされていますか?

週休2日ですが、観光シーズンの6月や10月は団体利用も多く、休日出勤になることもあります。ただ、普段は読書や映画鑑賞、サッカー観戦などインドアの趣味も楽しんでいて、そんなに忙しすぎる感覚はないですね。

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ストレス解消法はありますか?
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あまりストレスは溜まらない職場ですが、山を歩くときに熊に「人間いますよ」と声をかけるのが習慣で、それがちょっとしたストレス発散にもなっています。

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秋田で暮らしてみて魅力を感じるのは
どんなところですか?

やっぱり自然や地域文化です。藤里町の駒踊りのお祭りや、昔話会などはとても印象的でした。最近は地名の「字(あざ)」を調べて自転車で地域を巡るのがマイブームです。歴史が地続きで残っているのが面白いですね。

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地域の方々とのつながりはありますか?

まだまだ修行中ですが、スーパーで声をかけてもらったり、小学校や幼稚園の自然教室で子どもたちと関わったりすることで「地域の一員になってきたな」と感じています。

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仕事と暮らし、どちらを重視していますか?
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やっぱり仕事です。自然に惹かれてこの地に来たので、暮らしも仕事もその延長線上にあると感じています。

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都会の人に田舎の魅力を知ってもらう機会をつくるには
どうすればいいと思いますか?

短期間でも白神のゆったりした時間や懐の深さを感じてもらえるような仕掛けが大切だと思います。企業研修やデジタルデトックスで訪れる方もいますが、もっと気軽に関われるイベントや情報発信を進めていきたいです。「遠い」と思われがちな場所ですが、少しでも身近に感じてもらえるよう取り組んでいきたいですね。

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今後の活動の展望を教えてください。

これまでは秋田県内の方が中心でしたが、今後はもっと多様な人に参加してもらえるようなイベントや情報発信を進めていきたいと思っています。現地に来なくてもつながりを感じてもらえるような取り組みも増やしていきたいですね。

メッセージ

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- 秋田県内の女子学生の皆さんへ -

県内出身でもまだ白神山地に足を運んだことがない人もたくさんいると思います。秋田の魅力を体験しないまま、首都圏に就職や進学で出て行ってしまい、そのまま縁が遠のいてしまうという方が多い印象を受けています。外に出て星を見るだけでも、川に足を浸してみるだけでもいいので、そういった地域の魅力や地域コミュニティの温かさに触れてみてほしい。そうして少しでも秋田の良いところを知って、好きになって欲しいなと思います。

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- 秋田出身の首都圏在住女性の皆さんへ -

都市部ではなにをするにもお金がかかってしまい、生活していて息苦しくなってしまうという話を聞くことがあります。しかし、秋田のような自然の豊かなところで生活すると、「人間も動植物やキノコも、いろんな生き方があるじゃん」という気になります。普段の生活が息苦しくなってしまったときや追い詰められているときに秋田に来ると解放感を得られるので、ぜひ来てみて欲しいなと思います。

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集合写真

編集後記

編集後記 船山

白鳥さんが、様々なもののつながりを大切に感じ、秋田県で自然を感じながら働いている姿をみて、秋田県で生まれ育った私は、改めて考えさせられることが多かったです。学生生活の中で将来に対するたくさんの選択の場面があります。
そのことは豊かさであるととらえ、与えられた環境に感謝しながら残りの学生生活を充実したものにさせ、将来は秋田県に何かしらの形で貢献していきたい、今回のインタビューは、そんな思いを抱くきっかけとなりました。

船山 亜湖
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編集後記 照井

21年間秋田に住んでいて初めて白神山地を訪れました。こんなに身近に世界遺産があるのに、今まで足を運んでいなかったことがもったいないなと感じ、まだ出会ったことのない多くの人にぜひ足を運んでみてほしいなと思いました。白鳥さんのお話からは、2つの土地で生活したからこそ得られた各地方の良さなどを聞くことができて、秋田県の良さを私自身も再確認することができました。
「この土地でしかできない仕事」は唯一無二でそれに出会えた白鳥さんは素敵だなと思いました。

照井 楓