あきた女性の活躍応援ネット

東北電力株式会社 秋田県北営業所 加賀谷 南実(かがや みなみ)さん

東北電力株式会社 秋田県北営業所 加賀谷 南実(カガヤ ミナミ)さん

出身地 秋田県男鹿市
趣味 バレーボールなど体を動かすこと、観光、カフェ巡り、音楽・ミュージカル鑑賞
略歴 高校卒業後、仙台市の大学に進学。2020年4月に東北電力株式会社に入社。現在は地域の企業・団体、一般のお客さまへの電気料金のプラン案内などを担当。

秋田で働くことについて

Q.秋田で働くきっかけ

 自分が生まれ育ち、応援をしてくれた地元秋田の役に立つような仕事がしたい。少子高齢化が進む秋田を自分の手で活性化して元気にできればと思い、東北エリア、または秋田の企業に就職したいと考えていました。

 東北電力は、東北6県と新潟県のいずれかに配属されるのですが、初任地が地元秋田となり嬉しかったです。

Q.現在の仕事内容とこれまでの道のり

 最初は、窓口に来所されたお客さまの困りごとへの対応や、引っ越し手続きの受付などの業務を担当していました。現在は地域の企業・団体、一般のお客さまへ最適な電気料金プランの提案のほか、工務店さまに対してはオール電化住宅のメリットをPRしたりしています。そのほか、イベントやキャンペーンを通じて、電気のことだけでなく暮らしをもっと便利・快適にする当社の様々なサービスを紹介しています。

Q.仕事のやりがいや達成感

 お客さまから笑顔で「ありがとう」の言葉をいただくことがやりがいにつながっています。お客さまの声に寄り添い、困りごとを解決したり、納得していただいた際に、「時間を使って丁寧に対応してくれてありがとう」「加賀谷さんに相談して良かった」との声をいただけることがなにより嬉しいです。

秋田で暮らすことについて

Q.マイブーム

ハーバリウム 情報誌に取り上げられている話題のスポットや人気のカフェによく行きます。先日は、ドライフラワーを使用したリースやハーバリウム(植物標本)を制作するワークショップに参加しました。作るのも楽しいのですが、完成後は飾って楽しむこともできるので良いですね。

Q.休日の過ごし方

 友人や、学生時代の部活の先輩・後輩などと会ってお出かけしたり、たくさん笑って話をするのが一番のストレス解消になります。

 また、季節ごとに県内の観光スポット、例えば、十和田湖で高速ボートのクルーズや米代川でカヌー体験をしたり、小安峡や秋ノ宮などの温泉郷で観光を楽しんだり、四季を通じていろいろなところにみんなで行っています。

Q.お気に入りのスポット

男鹿半島 なんといっても夏の男鹿半島がお気に入りです。出身地である男鹿には雄大な自然美、なまはげ伝承館や水族館GAOなどの観光施設、新鮮な海鮮料理店などが多数あります。そのほか、おしゃれなカフェや、広くて整備の行き届いたオートキャンプ場などもあり、見どころいっぱいです。毎年、大学の友人や会社の先輩たちに男鹿を案内しているのですが、そのたびに自分でも知らなかった男鹿の魅力やお店を発見しています。案内した方から満足げに「楽しかった!男鹿が大好きになった!また絶対に来たい!」といった声をもらえるのがとても嬉しいです。
男鹿はそれだけ魅力がある場所なのだと改めて思います。

Q.大人になって気づいた秋田の良さ

 秋田は、人が温かく、地域のつながりが強いことを大人になってから気づきました。

 子どものころ、野菜は近所の方からおすそ分けしてもらうものだと思っていたので、買ったことがないのですが、大学在学中に仙台市で一人暮らしをして、それが当たり前ではないことに気づきました。

 また、地域ごとにお祭りなどの行事があることも秋田の良いところだと思います。ナマハゲをはじめ、地域に伝わる行事を、形を変えながらも連綿と続けていくことで、人と人とのつながりを自然と培っているのだと思います。

Q.ここが素晴らしいよ秋田

 秋田には、素材を活かしたグルメがたくさんあります。海と山、それに海側山側どちらにも盆地があるため県内の地域によって特徴的な名産があるなど、様々な『秋田の顔』となるグルメがあるので、楽しみ方がたくさんあります。

東北電力株式会社 秋田県北営業所 加賀谷 南実(カガヤ ミナミ)さん

Q.だからダメだよ秋田

 サークルやスクールが少なく、仕事終わりの趣味が作りづらいと感じています。

 また、現在の赴任地の地域特性もあるかもしれませんが、窓口対応ではお年寄りと接する機会が多く、若者や外国人を見かけることが少ないと感じます。そのため、異文化や異なった趣味を持つ方との交流機会が少なく、大学時代と比べて刺激が足りず、向上心や好奇心に欠けてしまっているように感じています。

 さらに、コンサートやミュージカルの公演も少なく、芸術に触れる機会も少ないので残念です。特に子どもたちには、たくさんの文化に触れる機会を作ってあげたいと思っています。

Q.秋田暮らしで不安に思うこと

 市の中心部から少し離れている実家の周辺に、スーパーや病院などの生活利便施設がないことです。お年寄りであれば医療面で不安がなく、子どもであれば習い事などに大人の送迎が無くても行けるような、こうした施設が整った環境になれば良いなと思います。

Q.これからのライフプラン

 定年まで仕事を続けたいです。また、結婚して子どもができても、家庭と仕事を両立させたいです。

 私の両親は共働きでした。そのため,子どものころは、『おうちにいるお母さん』にとてもあこがれていました。ですが、高校時代に、働きながら部活の送迎や毎日の家事をこなす母の姿を見ていて、親のありがたさと母親のパワーを感じ、自分もそんな女性になりたいと思うようになりました。

 現在の目標は、働きながら、家族を支える凛とした女性になることです。

秋田暮らしに興味のある方へのメッセージ

東北電力株式会社 秋田県北営業所 加賀谷 南実(カガヤ ミナミ)さん 秋田は知れば知るほど魅力的な県だと思います!首都圏に遠く、メディアで頻繁に特集されることもなく、プロモーション力に優れているわけでもないぶん、まだまだ発信すべき名所や魅力があると感じています。『有名なテーマパークや行楽地に行く楽しみ』ではなく、『魅力を発掘する楽しみ』が秋田にはあります。時間がゆっくり流れているような錯覚を起こすほど、のどかで平和なところが私は大好きです。

 地元の方はみんな、自分の親戚ではないけれど、つい「じいちゃん」「ばあちゃん」「父さん」「母さん」と呼びたくなるような温かい人ばかりです。

 秋田に興味をもっていただけただけでも嬉しいですが、ぜひ一度来て・見て・感じることをオススメします!