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株式会社秋田銀行

株式会社秋田銀行

 秋田銀行は、平成27年4月から女性の活躍推進によって多様性のある組織づくりを目指す、新たなプログラムを立ち上げました。これまでにはなかった取組とその内容について、お話をうかがいました。

本来の実力を、引き出していく

 秋田銀行では、14年ぶりに実施された人事制度の見直しに伴い、昨春から女性活躍推進に向けた「<あきぎん>女性“活き生き”応援プログラム」が始動しました。平成27年4月から5年間を第1フェーズとし、指導的立場に占める女性の割合を、管理職層で5%、監督職層で20%まで引き上げる目標を掲げています。

 このプログラムの柱となるのは①管理職登用につながるキャリアアップ支援、②女性の継続就労、そして③意識・風土の変革の3つです。

 これまで実力がありながらも能力を十分に発揮させられていなかった層といえる女性に対して、キャリアアップを目指す障害となっていた要素を取り除き、性別に関係なく機会を平等にしていこうという取組です。実力に応じて活躍することで、多様性のある組織をつくり、競争力を高め、銀行として持続的な成長を実現したいと考えています。

気兼ねなく育休をとり、安心して復職できる職場づくり

 プログラムの柱のひとつ、「女性の継続就労」について、育児休業を取る女性行員から多く寄せられたのは「復職する時の不安」の声でした。銀行は事務の取り扱い内容等もよく変わりますし、約1年のブランクを経て、仕事と育児の両立を含む、さまざまな環境の変化にうまく対応できるかが心配なようです。

 それを受けて6月には、半年以内に復職予定の方を対象とする休日セミナー「育休取得者ミーティング」を初めて開催しました。このセミナーには、すでに育児休業を終えて復職している先輩行員も参加。業務内容の変更点、復職後の手続きなどの説明に加え、先輩たちがどんなことを乗り越えて仕事に臨んでいるかのアドバイスを受けました。参加者からは「気持ちが楽になった」「横のつながりが出来て相談し合える仲間が増えてよかった」という感想をいただきました。

 今後このセミナーは、半年に1回のペースで開催を継続させていきます。次回からは、参加する育児休業取得者が所属する店舗の支店長も同席し、意見交換を行う予定です。男性も積極的に関わり、女性が気兼ねなく育児休業をとれる環境を整えていきたいです。