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湯沢ロイヤルホテル 京野健幸さん(湯沢市)

湯沢ロイヤルホテル 京野健幸さん(湯沢市)

仕事と子育ての両立

 湯沢ロイヤルホテルを経営する株式会社協同企画の常務取締役である京野健幸さんは、群馬県前橋市出身。大学院在学時に知り合った湯沢市出身の妻の楽弥子さんと卒業後の平成23年に結婚し、楽弥子さんの両親が経営している同ホテルで働いています。現在は二人の子どもに恵まれ、仕事と子育ての両立に積極的に取り組んでいます。

 楽弥子さんも同ホテルで働いているため、家事は夫婦平等にするべきだと考える健幸さん。「学生時代に一人暮らしが長かったので、家事は得意なほうです」と話し、家庭では朝担当として毎日朝ご飯を作って子どもたちに食べさせ、保育園に送っているそうです。

 子育てについて「子どもは常に全力で向かってくるので、それに合わせるのが大変ですが、物事に対する反応が面白く、毎日新しい発見があります」と話してくれました。子どもは成長するにつれ、自然と親元を離れて行くので、それまではできるだけ多くの時間を共有したいと思っているそうです。

男女が共に活躍する企業風土

湯沢ロイヤルホテル 京野健幸さん(湯沢市) 同ホテルでは、男性、女性にかかわらず活躍できる業種ということもあり、女性の活躍推進に向けた取組を行っています。具体的な取組として、男性を含めた育児休業の取得推進を行っています。女性の育児休業の取得率はほぼ100%で、健幸さんの義父である社長や義母の専務も子育てしながらホテルを経営してきたこともあり、社内には育児休業の取得が定着し、これまで男性も1人取得しているとのこと。健幸さんは楽弥子さんが育児休業を取得したこともあり、育児休業を取得しなかったそうですが、配偶者出産休暇は取得されたそうです。

 また、社内の全部門の役職者は男女の区別なく配置され、社内取締役10人のうち4人、部門長13人のうち5人が女性となっており、女性の役職者比率は高く、女性がその個性と能力を活かし活躍できる職場になっているそうです。

能力を発揮できる環境

 健幸さんは「人手不足と言われている中、今後は子育てをしている人が働きやすい環境にしていかないと現場が大変になってくると感じています」と話します。ホテル業は365日24時間営業のためシフト制となっていますが、子育てのため時間に制約がある従業員でも働きやすいように、社内でサポートし合いながら取り組んでいきたいとのこと。最後に健幸さんは「男性、女性にかかわらず、それぞれに向いていること、能力を発揮できる環境を作ることが大事だと思って、これからも取り組んでいきます」と語ってくれました。

湯沢ロイヤルホテル 京野健幸さん(湯沢市)株式会社協同企画 湯沢ロイヤルホテル

●住所 湯沢市田町2-2-38
●電話 0183-72-2131
●HP  http://www.yuzawa-royal.co.jp/