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社会福祉法人 雄勝なごみ会さん(湯沢市)

女性活躍のはじまりは子育て支援から

インタビューに答える雄勝なごみ会の所長 社会福祉法人雄勝なごみ会は、湯沢市と東成瀬村で障害者支援施設や介護老人福祉施設の運営のほか、ショートステイやデイサービスの提供などの事業を展開しており、500名近い職員が働いています。
同会では、職員の約7割が女性だったこともあり、平成18年頃から女性が働きやすい職場づくりに取り組み始めました。当時を振り返り、特別養護老人ホーム平成園施設長の栄喜絹子さんは「女性活躍のはじまりは子育て支援からだった」と語ります。親と世帯を別にする若い職員が増えていくにつれ、育児の負担が大きいことで離職につながらないよう、仕事と育児を両立できる子育て支援が必要だと感じたそうです。具体的な取組としては、年次有給休暇を時間単位で取得できるようにしたほか、子の看護休暇を半日単位かつ有給で取得可能にしました。また、育児短時間勤務制度の対象を子が小学校就学の始期に達するまでに拡充するなど、子育て支援の制度を整えました。育児休業も、現在は職場全体に浸透し、取得率はほぼ100%になり、育児を理由とした離職につながるケースはゼロだと言います。こうした子育て支援の取組が女性活躍推進の時流と重なり、子育てをしながらキャリアを重ね、スキルアップが図られるような仕組みとなり、女性職員が生き生きと働ける職場づくりにつながっているそうです。
同会は、そうした取組の実績が評価され、平成30年度の「秋田県女性の活躍推進企業表彰」を受賞しました。

出産で2度の育児休業を経験した職員の声

平成園で働く主任介護職員 平成園で働く主任介護職員の小野寺奈佳子さんは、2度の出産と育児休業を経験し、現在は子育てに奮闘中。育児休業を取得しようとした当時は、「長い間休むとなると職場に迷惑を掛けてしまうのではないか」という心配がありましたが、上司に相談すると「心配しないで育児休業を取ったら」という後押しがあり、気兼ねなく休むことができ、育児に専念することができたそうです。
育児休業から復帰し子育て中の現在は、子どもの病気や保育園からの緊急連絡も日常茶飯事。そんなときも「子どもが小さいときはみんなそうだから」「お互いさまだから、早く行ってあげて」と職場の皆さんは子育てに協力的で、突然の休暇でも仕事をサポートしてくれるそうです。
後輩が妊娠したり、子育てをする時期になったときには、職場の皆さんが応援してくれたように、自分も「休みを取っていいよ」と言えるようになりたいと笑顔で話してくれました。

職場の雰囲気づくり

平成園の運営を始めて30年間、子育てをしながら仕事を続けてきた数多くの職員によりあたたかな職場の雰囲気がつくられてきたそうで、子育て中の職員には「お互いさま」と、フォローし合う関係が自然と醸成されているそうです。
職場の雰囲気づくりには、継続的に実施している「子ども参観日」も効果を上げていると言います。「子ども参観日」は、次世代育成支援対策推進法や女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画で目標のひとつに位置づけたことがきっかけでスタートしました。職員の子どもを職場に招くことで、それぞれに大事な家族があり職場全体で助け合わなければと再認識できるため、子育て世代と一緒に働く同僚や上司の理解が促されていると感じているそうです。

今後について

社会福祉法人雄勝なごみ会の所長 「一番の課題は人材不足。それを乗り越えるには、一人ひとりを大切に育てること」と栄喜さんは言います。
「支援が必要なのは子育て世代の職員だけではありません。子育てが一段落しても、親の介護が必要になる職員もいます。」と最近では子育てに加え介護との両立へも配慮しなければいけないとのこと。女性や子育て世代に限らず、男性や年配の職員を含め、様々な立場の職員がお互いを思いやれるような職場環境を目指し、人材不足もみんなで乗り越えていきたいと話してくれました。

社会福祉法人 雄勝なごみ会

●秋田県湯沢市小野字大沢田 221番地
●電話 0183-52-5210
●URL https://ogachi-nagomi.net/

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