あきた女性の活躍応援ネット

  1. ホーム
  2. 取組事例
  3. 有限会社次元 平塚大一さん(秋田市)

有限会社次元 平塚大一さん(秋田市)

有限会社次元 平塚大一さん(秋田市)

子育てをする女性をサポート

 秋田市で情報誌の発行や女性の就職支援事業を行っている有限会社次元。代表取締役の平塚大一さんは平成15年に子育て情報誌「ママファミ」を創刊し、秋田で子育てをしている女性たちへ役立つ情報を提供しています。創刊後、年数が経過してくると、読者だった人たちが次第に社会復帰をしていく時期になり、平成24年から女性のための就職支援事業を行うようになりました。ハローワークの公共職業訓練の委託研修として、就職支援訓練やキャリアカウンセリングなどを行っているそうです。また、最近では子育てと介護を同時期に行うダブルケアの方も多く、介護・看護分野の資格取得や就職支援のサポートも行っているそうです。

子育て情報誌創刊のきっかけ

mamafami 平塚さんは大学卒業後、最初は首都圏で、その後は秋田に戻り、長年情報誌の編集の仕事に携わっていました。そのため、お店の情報などについては詳しく知っていたつもりでしたが、奥さんから妊娠中に「喫煙者と同じフロアになるお店には行きたくない」と言われても、そのようなお店の情報は知りませんでした。子育てをしていく中でも、授乳室やおむつ替えスペースがあるお店の情報なども知らなかったので、「同じく困っている人がたくさんいるだろうから、それなら自分で調べて、子育て情報誌を作ろう」と思ったそうです。

 平塚さんは「女性は娘、妻、母とライフステージが変化することで、生活パターンも変ってくる。妊娠したことによって、これまでとは別の情報が知りたくなり、今まで身近だと思っていた街が、全然知らない街に変わってしまうので、それをサポートしていければ」と語ってくれました。

秋田を元気に

有限会社次元 現在、有限会社次元には編集スタッフが8名、就職支援スタッフが7名おり、そのほとんどが女性スタッフとのこと。平塚さんは「現在のスタッフは、子育てが終わったり、就職活動をして働き始めた人が多いので、自分たちの経験をそのまま仕事に活かしてくれています」と話します。

 また、女性スタッフが働きやすい職場環境を作るために最も必要だったのが、平塚さん自身の意識改革だったそうです。どうすればもっと働きやすくなるかを考えていた時、給料が上がったほうが良いのか、働く時間を短くするほうが良いのか、女性スタッフにヒアリングしました。平塚さんは男性目線から昇給が必要だと思っていたそうですが、結果は労働時間の短縮を望む声が多かったそうです。「答えは働いている女性が持っています」と語り、「これからも頑張っている母親たちを支援することで、秋田を元気にしていきたい」と最後に話してくれました。

有限会社次元

●住所 秋田市牛島東5-3-26 2F
●電話 018-893-4915
●HP  https://www.mamafami.com/