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平成29年度秋田県女性の活躍推進企業表彰受賞 医療法人正和会(潟上市)

医療法人正和会左が玉井さん、右が加藤さん

女性の活躍推進に向けた取組

医療法人正和会 医療法人正和会では、平成29年10月現在で男性113名、女性295名の職員が働いており、潟上市を中心に医療と福祉に関する事業を行っています。女性の活躍推進に関する取組内容として、両立支援制度の利用促進に向けた周知を目的に、職員向けに年2回の研修を行っています。1回目は4月上旬に新入職員向けに制度を理解して利用してもらうことを目的に、2回目は管理者向けに管理者自らが理解を深めることで部下の制度利用に繋げることを目的に行っています。

 また平成19年から法人グループ職員が利用できる事業所内託児施設を設けておりました、平成29年度からは地域の方も利用できるように事業所内保育園の認可を取得し、現在職員の利用者が14名、地域の利用者が4名で、0歳児から3歳児までのお子さんを24時間365日対応でお預かりしています。

女性の離職率0%

 「職員向けに保育園の充実に取り組んできたこともあり、子育てを理由とした女性の離職率はここ数年0%を継続しています」と事業管理部次長の玉井寛さんは話してくれました。出産や子育てで家族のサポートがあれば良いのですが、この地域でも核家族化が進んでいて、職員からは「辞めることなく、できれば継続して働いていきたい」という声もあり、職場でも女性を必要としていることから、このような取組を行ってきたそうです。

 保育園を設けることで、施設内を子どもが歩いていたり、元気に遊んでいる声が職場にも聞こえてくるので、職場の雰囲気が明るくなったとも話してくれました。さらにこのような保育園があるため、ここで働きたいという人の応募にも繋がっているそうです。

ずっと働ける環境が魅力

医療法人正和会 入社4年目で、現在は小玉医院で看護師として働いている加藤美紀さんも、託児制度が充実しているからという理由で職場を決めたそうです。結婚をして秋田に移り住んできた時「これから出産、育児をしていく中で、ずっと働ける環境が魅力でした」と話してくれました。子どもの具合が悪いとすぐに内線で連絡が来たり、管理職にも女性が多く、妊娠時すぐに報告しやすかったり、勤務時間の交代などすぐに対応してもらえるなど、現在の職場環境の魅力を語ってくれました。

これからの目標

 「育児相談窓口の周知と相談体制の整備を進めていきたいですね」と玉井さんは話します。玉井さん自身も育児休業を取得され、二人目の子どもの出産時に一人目の子どもの面倒をみて、家族からとても喜ばれたそうです。

 目標実現のため、定期的に社内報を通じて周知を進めていくほか、相談窓口の担当スタッフが現在2名とも男性なので、女性が相談しやすいように女性の担当スタッフの配置などを考えているそうです。

医療法人正和会

●潟上市昭和大久保字街道下92-1
●電話 018-877-7110
●HP http://www.seiwakai-net.com/