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育児休業取得 会社の後押しに感謝 大館支社総合営業部 鳥海陽介さん(株式会社秋田魁新報社)

鳥海陽介さん(株式会社秋田魁新報社)

お客様の期待に応える仕事を

学生の頃から新聞が好きで、また自分のアイディアや個性を活かすことができる仕事がしたいと思い、当社に入社して13年目になります。

入社後は、主に新聞広告などの営業を行ってきました。お客様である広告主の期待に応えるため、限られた紙面スペースや予算の中でいかに効果的に広告を出せるかを常に考えています。広告主の伝えたいことが読者にうまく伝わり、集客や売り上げにつながったり、広告自体を読者が読んで面白いと思っていただいた時には、とてもやりがいを感じます。

しっかり働き、きちんと休む

新聞社は忙しい職場ですが、忙しい時がある分、休める時にはきちんと休もうという意識が職場に浸透しているので、休暇を取る時も周りに気兼ねすることなく、取ることができています。現在、単身赴任中なので、休みの日には家族が待つ家に帰り、家族と過ごす時間を大切にしています。

仕事と家庭生活は相互に影響していると思っています。いい仕事が出来れば家庭生活も充実しますし、その逆もあります。家族がいるということが自分のパワーになり、以前よりもタフになったと思います。

個別の声がけから育休取得へ

鳥海陽介さん(株式会社秋田魁新報社)子どもが生後9ヶ月の頃に10日間の育児休業を取りました。子どもが生まれたことを知って、人事部から育休を取ってみないかと声をかけられました。最初は戸惑いもありましたが、隣の席の男性職員も取得経験者でしたし、職場全体も育休を好意的に受け入れる体制になっていたのが励みになりました。

育休を取ると決めてからの2~3週間は、休みに備えての準備を徐々にしていきました。そうした準備は、改めて自分の仕事を見直すきっかけになりました。自分が不在の時に困らないように、ミスが発生しないような段取りを行ったり、優先順位を付けるなど、効率を考えて仕事をすることが増えました。

育児をしたというには短い期間かもしれませんが、一日ごとに成長していく我が子とじっくり向き合う時間を過ごせたことはとても貴重な経験でした。そうした機会を強い後押しで作ってくれた会社に感謝していますし、後輩社員にもぜひ経験してもらいたいと思っています。

鳥海さんのある一日のスケジュール

上司からのコメント

総合営業部長 松渕孝記さん

「家庭があってこそのサラリーマン」が持論です。鳥海君はそれを実践しているからこそ、活躍できるのだと思います。

同僚からのコメント

近藤啓太さん

自分も2人の子どもがいますが、仕事と育児を両立している姿勢に感心しています。これからも引っ張っていってください。

 

株式会社秋田魁新報社

株式会社秋田魁新報社●秋田市山王臨海町1-1
●電話 018-888-1812
●HP http://www.sakigake.jp/
●業種 日刊新聞発行業
●代表者 小笠原 直樹
●従業員数 268名(男性215名、女性53名)

1874(明治7)年2月に創刊し、今年で140年を迎えます。東北地方の新聞社の中では最も長い歴史を持つ秋田魁新報社。秋田県の日刊新聞として、地域と読者の視点を大切にした情報発信を行っています。

主な取組内容

●育児、介護休業規定などの周知(社内グループウェアの活用)
●育児休業の促進と職場復帰しやすい環境の整備(休業中の社員への社内・仕事に関する情報提供)
●男性従業員の育児休業取得の支援(対象者への声掛け、育休中の賃金や休業給付についての説明、所属長へ休業への理解や協力を求める等)
●男性の育児休業取得者の経験談を載せた小冊子の作成
●妊娠中や産後の女性従業員の健康相談に応じる「ほっと相談室」を設置
●セクハラ・パワハラの相談窓口として「ハラスメント相談室」を設置
●リフレッシュ休暇の対象を拡張(勤続15年、20年、25年、30年、35年に加え、勤続10年を新設)