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社会福祉法人秋田県民生協会(北秋田市)

社会福祉法人秋田県民生協会さん(北秋田市)左が事務局長の松橋さん、右が人材育成アドバイザーの本城さん

働きやすい環境が職員の士気の向上へ繋がる

 北秋田市で障害者支援施設を始め、特別養護老人ホームや保育所などの運営を行っている社会福祉法人秋田県民生協会。昭和40年に設立され、平成29年1月1日現在で男性237名、女性が359名の職員が働いています。

 同協会では設立当初から職員が働きやすい職場づくりに取り組んでいます。特に時間単位で取得できる有給休暇制度は、育児や介護等と仕事が両立しやすいと職員から好評です。また、産前、産後休暇とも8週間設けるなど、産み育てやすい環境づくりにも力を入れていて、女性の育児休業取得状況は100%となっています。

社会福祉法人秋田県民生協会さん(北秋田市) さらに特技や趣味を活かし、職員同士が交流できるように、パークゴルフや施設対抗駅伝、ソフトバレーボール大会等を開催するなど、リフレッシュ活動も充実しています。

 このような職場環境のため、非正規職員から正規職員への登用希望者が多くなっていて、事務局長の松橋さんは「離職者はほとんどいません。働きやすい環境が職員のスキルアップや士気の向上に繋がっています」と語ってくれました。

女性の能力が活きる職場づくり

 女性職員の管理職、役付職員への登用も進められていて、平成28年4月現在で施設長全12名中女性が4名、施設長補佐として全17名中女性が7名となっていて、職場の雰囲気を明るくしたり、四季に合わせて施設内を飾りつけたりと女性ならではの感性が業務に反映されています。

 女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画の県内届出第1号である同協会。管理職(施設長補佐以上)に占める女性割合を25%にすることと、係長以上の役職に占める女性割合を40%にすることを目標として取組を進め、すでにどちらの目標も達成しています。

 松橋さんは「私達には特別なことをしている意識はありません。女性職員が半数以上を占める職場の中で女性の登用が進むのは必然のことだと思っています」と話します。

 人材育成アドバイザーの本城さんは「福祉業務は、利用者が安心して快適に過ごすための専門性と家庭に代わる環境提供が必要になります。そこで女性職員にイキイキと活躍してもらうことできめ細かな気配りや家庭的な対応ができ、利用者により充実した日々を提供できていると思います」と話してくれました。

社会福祉法人秋田県民生協会さん(北秋田市)

社会福祉法人秋田県民生協会

●秋田県北秋田市上杉字金沢162-1
●電話 0186-84-8655
●HP  http://aki-minsei.jp/