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あきた芸術村(仙北市)

山崎雪子さん(あきた芸術村)

必然的に生まれた保育所

保育所内での様子  わらび座が田沢湖町(現在の仙北市)に定着したのは1953年のこと。それから6年後の59年、ひとりの赤ちゃんのために保育所が出来たと語るのは総務部保育所所長の山崎雪子さんです。
劇団員のご夫婦から生まれた子どもを劇団全体でサポートするのは至極当然の判断で、「男女関係なく考えるのは当たり前のこと」という思いは、男性も女性も同じように働いている環境の下に生まれました。仕事の特性上、巡業のためにひと月ほど家を離れることもあり、そうした観点から24時間体制でしっかりお子さんを見守ろうというかたちになったそうです。
その後わらび座、芸術村の発展と共に子どもの数も増え、多い時には60人もの子どもたちを保育所で育て上げてきました。
生活を丸ごと受け止めるという言葉通り、保育所は劇団のすぐ近くに併設されお昼休みにお子さんの様子を見に行ったり、授乳をしながらお母さんが休める環境づくりがされています。また巡業中に保育士さんがお子さんの様子を写真や動画に撮り、ご両親にメールで送信するなど遠く離れていても安心が出来るサポートも行っています。

会社・世代を通して育てる環境

保育所内での様子 あきた芸術村の保育施設で育つ子どもたちは「わらびっ子」と呼ばれ、0歳児から18歳までの子どもたちが兄弟の様に過ごしています。中には親子3世代保育所育ちの方もいて、まるで孫を見ている気分だと山崎さんは笑顔で語ります。保育所の人たちが子どもや孫を見る気分でいるのと同じように、子どもたちもまた、保育所の人たちを「おばさん」「おねえちゃん」と家族のように慕っています。
16年の4月より公演されている、ミュージカル「ハルらんらん」のキャストである椿千代さん、黒木友宜さんも保育所育ちの役者さんで、この環境の中で親たちの姿をみて育ち合ってるからこそ、劇団の中心メンバーにもなれるのだろうとお話してくれました。
また一般的な保育所と違い幅広い世代の子どもたちが集まることで、子どもたちだけでバザーなどの催し物を考え企画するなど、上の世代から下の世代へ受け継がれていくことも多いそうです。山崎さん始め保育士さんたちは、大人が手を出せば簡単、けれども子どもたちだけでどうやるかを見守ることが大切だと考えています。
環境を生かした取組では、ピアノや縄跳びなど子どもたちがそれまでに学んだこと、チャレンジしたことを発表する場が年に一度設けられています。子どもたちの成長を見られる場として、ご両親だけでなくスタッフなど芸術村にいる人全員が家族のような気持ちで劇を楽しみにしています。

今後の取組について

ここ数年は仙北市内の待機児童を受け入れる活動も行っており、受け入れられる数に限りはあるが、保育施設を最大限使っていきたいと語る山崎さん。
施設内の畑で採れた野菜をみんなで食べたり、近隣へ散歩や魚取りに出るといつも地元の人にあいさつをしてもらえる暖かい環境も魅力のひとつで、「地域との触れ合い、会社全体で子どもを育てる情操教育、そして自然との共生という環境を生かした保育を今後も行っていきたい」と決意を語ってくれました。

あきた芸術村

●仙北市田沢湖卒田字早稲田430
●電話 0187-44-3311
●HP http://www.warabi.or.jp/

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