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五城目町地域おこし協力隊 丑田香澄さん

地域おこし協力隊としての活動

会議をする丑田香澄さん

 丑田香澄さんは、「6次産業化支援」「起業支援」「移住・定住支援」をミッションとして2014年から活動する五城目町地域おこし協力隊。

 「様々な活動をしている五城目町地域おこし協力隊ですが、広く言えば人と人をつなぐ仕事をしている」と話す丑田さん。商品のPRに悩む農業者がいれば知り合いのデザイナーを紹介し、起業を目指す若者がいれば役場の職員を紹介し、豊かな暮らしを求める若い移住者・ファミリーがいれば町民の皆さんと仲良くなるお手伝いをするなど、ご縁づくり、仲間づくりに力を入れている。

 五城目町地域おこし協力隊は、現在、男性2人、女性2人の計4人が活動中。「男女混合で性格の違う人間どうしが話し合いを進めながら活動できていることが良い結果を生み出している。」と丑田さんは感じている。
丑田さんとともに活動する五城目町地域おこし協力隊の柳澤龍さんは、丑田さんについて「隊員の中ではリーダー的な存在。話し合いの場では、みんなが活発に意見を出せるよう調整役になり、ぼくたちが奇想天外なアイディアをだしても、実現可能な取組に仕上げてくれる。」と話す。

首都圏から秋田に戻る葛藤

施設を案内する丑田香澄さん

 秋田県出身で高校卒業後、首都圏で暮らしていた丑田さんが、29歳で秋田に戻り、地域おこし協力隊になったのはふたつの理由がある。

 一つは子どもが生まれたこと。自由で自然あふれる秋田の環境で子育てをしたいという思いが芽生えた。

もう一つは、故郷秋田の役に立ちたいと思ったこと。少子高齢化や、消滅可能性都市、自殺率などといった秋田の悲観的なニュースに触れるたび、「秋田のためになにか活動ができないだろうか?」という思いが生まれた。

 しかし、首都圏とは生活環境が異なる秋田に戻ることについては葛藤があった。首都圏では仕事を通じて多くの人々との出会いがあり、それが刺激になっていた。企業の少ない秋田では刺激が薄れてしまうのではないかと心配していたのだ。しかし、戻ってみると、首都圏で感じる以上の刺激が秋田にはあった。仕事を通じた出会いだけではなく、小さな地域の中で、ともに暮らす人々との出会いがあり、秋田だからこそできる取り組みに挑戦する仲間と出会えたことで、丑田さんは大きな刺激を受けた。「今は秋田でしか体験できないことと首都圏でしか体験できないと思っていた刺激の両方を味わえている。秋田での暮らしを選択したことに満足している。」と語る。

これからの目標・メッセージ

 五城目町には、「田舎だからこそできる、女性だからこそできる」という思いを強くもった挑戦者がたくさん集まってきていて、徐々にその輪が広がってきています。秋田にはなにもないと思われがちですが、捉え方次第で取り組めることは無限にあり、「秋田にもこんなに可能性がある、むしろ地域のつながりが残っている秋田だからこそ、やれることがある。」ということを多くの方に伝えていきたいです。

挑戦してみたいと考えていらっしゃる方は、まず、なにかひとつ取り組んでほしいです。もし取組の中で尻込みしてしまうことがあれば、是非一度五城目に遊びにきていただきたい。きっとワクワクしてなにかやってみたくなると思います(笑)

丑田 香澄(五城目町地域おこし協力隊)

五城目町地域おこし協力隊Facebookページ「こさけ!五城目」
https://www.facebook.com/CosaqueGojome