時田和幸さん(特定非営利活動法人ほっとアートあきた)
2016年6月8日
活動内容
デザイン会社の代表を務めながら、平成20年9月に活動を始められたという時田さん。
自分が周囲の人からしてもらったように、社会活動への参加のきっかけ作りをどうしたら他の人にも提供できるかと思ったことが活動のきっかけだそうです。
過去にフィールドワークや父親像コラージュなどの参加型プログラムを組んだ、「イクメン予備校」を行いました。
これはこれからお子さんを持つ男性の方々に、『父親になってからの将来像』を描いてもらい、男性の育児参加を呼びかけるという企画でした。数回にわたるプログラムの後は、企画参加者の活動報告発表の場もあったそうです。
「イクメン予備校」を企画した背景には、当時時田さん自身が育児に対して積極的に参加出来なかったことを反省し、その分次世代の方にどんな些細なことでも男性が育児に参加することは、母親の助けになるんだよ、ということを伝えたいという強い想いがあったといいます。
平成25年にはエイジフレンドリー精神の普及を図ると共に、誰もが活き活きと過ごせる街づくりを目的に、AKB(あきたのかわいいばあちゃん)・ ASJ(あきたのすてきなじいちゃん)を募集し、着物をリメイクしたドレスを用いたファッションショーを行いました。
この時年配の方々のエスコート役に若い人を起用したところとても好評で、また、高齢になってもこんなことが出来るんだ!という、驚きと感動のお便りがくるなど、大きな反響があったそうです。
活動を通して気づいたこと・今後の展開
肩肘を張らないでお互いを助け合うことが大切。「こうしなくてはいけない」といった縛りを作ることなく、自分がその時に出来ることをしたらよい、と時田さんは感じたそうです。
女性の活躍についても、線引きすること無くお互い頑張っていけたらいいと話しています。
男女・年齢を問わないイベントを開催する理由は、偏った層で集まると似たり寄ったりな面白みに欠ける集まりになってしまうからです。
様々な世代や立場の人が集まることで、多様な考えが反映され、面白いイベントになると時田さんは実感しています。
今後も様々なイベントを実施することで、「誰でも平等に参加・活動出来る」と気付けるきっかけ作りをし、性別や年齢を問わず幅広い世代が社会参画出来る機会を増やしていきたいとの事です。
これから社会活動を行う方へのメッセージ
まずはやってみませんか。最初の一歩を踏み出すのに臆することがないようにしてください。
駄目、無理というのが自分で決めることならやるのも自分なので、無理だと決めつけないで行動に移すことが大事。
何事においても前向きな姿勢で取り組んでほしいです。
特定非営利活動法人ほっとアートあきた
●秋田市保戸野通町5-35
●電話 018-853-9320
●HP http://www.akita-kenmin.jp/docs/2013011601638/