株式会社秋田ふるさと村
2016年2月20日
東北最大級のプラネタリウムを持ち、各種イベントでも賑わいを見せる「秋田ふるさと村」に働きやすい職場づくりに向けた取り組みについてお話を伺いました。
育休後、短時間労働の人も
会社のスタッフは正社員、嘱託、パートタイマーを含め46名(うち女性27名)。部課長は7名(男性4名・女性3名)です。家族連れのお客様が多いので、小さなお子さんや高齢者の現場での出迎えは、女性の方が親しまれるようです。
男女にこだわらず意見を出し合い、「ここは女性が強い職場」と言われています(笑い)。女性が表に立っていられるのは男性のおかげ。それぞれの性格や個性を活かし、開放的な雰囲気で仕事をしています。
現在、社員とパートタイマーの女性2人が育休を取得中です。そのうち社員の方は2回目で、9年前に第一号として取得し、当時はパートタイマーでした。契約期限がある中で取得していいものか本人は迷ったようですし、会社としても初めてのことで不安でしたが、「職場の席をちゃんと空けて待っているよ」と伝えるなど、連絡を密に取り合い復帰しました。
育休中はアルバイトで補充、それができない業務についてはスタッフで分担しています。給付金等の通知をする時に、職場の様子も知らせています。また、本人も子連れで事務所に遊びに来てくれるので、通知のやり取りだけではない連帯感があります。
子どもの看護休暇は男性も取っています。時間制なので、病院に連れて行くのも数時間で済みますし、有給休暇も時間制です。育休後、短時間労働に移行する人もいます。夕方1、2時間早く退社できる、働き方が自由なんですね。
仕事も家庭も充実させ、お客様に優しい会社に
2ヶ月後に学校行事があるとか、この日は休みが必要という前提があると、お互い調整してやっていく環境ができています。男女にかかわらず、一人ひとりがキャリアアップし、仕事と家庭の両立を図るということを長くやってきているので、育休取得も当然の想定として定着しています。ただ、本人からは言いにくい気持ちもあると思うので、「お母さんの役割はあなたしかできないよ」と伝えています。子どもが関心を持つような事業の企画や、運営上の危険性についても、働くお母さんの目線が大いに反映されています。
これからの課題は、まだ対象者はいませんが、介護休業への対応でしょうか。もっと自分たちが家庭も仕事も充実させ、お客様に優しい会社になることを目指しています。