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平成28年度秋田県女性の活躍推進企業表彰受賞 秋田印刷製本株式会社(秋田市)

男女が共に力を発揮し合える職場

大門取締役秋田印刷製本株式会社では、主にビジネスフォームと呼ばれるコンピュータで使われる用紙の印刷を手掛けていましたが、平成18年の市町村合併で役場などの数が減ったことが業績への打撃となり、その対応策として従来の印刷業だけに留まらない農商工が連携した商品開発・販売などの業務展開を行っています。
「印刷業では重い資材を扱うなど体力的に男性が有利な面も多い。しかし、新商品などの企画などでは男性目線と女性目線でお互いに意見を出し合い、お互いに力を出し合うことで、真にお客様に評価されるものを創り出すことができる」と話すのは、代表取締役社長の大門一平さん。新しい企画や商品のための社内プロジェクトチームは、男女両方の社員で構成するようにしているそうです。実際に、女性の意見で商品の種類展開を増やした例や、女性が中心となって企画を進めているプロジェクトチームもあります。

女性管理職の必要性

管理職の女性自身の健康面や家族の介護など、心配事を抱えながら働く社員もおり、社内でのコミュニケーションや、レクリエーション活動を通じて、それを把握するのも管理職の役目だと考えている大門社長。「心配事の内容によっては、男性に話すのが憚られたり、女性同士のほうが話しやすい場合もあるだろう」と、女性管理職が1名の現状では、女性に目が届かない部分もあると感じ、女性管理職が増えることで女性従業員へのフォローアップが手厚くなることを期待しています。部署ごとに管理職候補者の推薦をしてもらったり、個別面接などで本人の意向を確認したりして、会社の期待と本人の意向のすり合わせなどの取組を行っているそうです。

会社の目指す姿

大門取締役働きやすい職場づくりという観点で、残業時間を減らす活動は数年続けています。現状の分析、問題点の発見を行い、目標を決め、計画を立てて効率向上へ取り組んでいるほか、月1回のノー残業デーの設定や、就業規則の変更は随時行っています。
「男性らしさ、女性らしさは残したうえで、男性と女性が協力して作っていく会社を目指したい。男女関係なく、『やってみたい』という興味、力を会社としてはバックアップしていきます」と大門さんは力強く語ってくれました。

秋田印刷製本株式会社