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ヤマモ味噌醤油醸造元 高茂合名会社(湯沢市)

「女性比率を上げる目的で取り組んでいるわけではない」

高橋泰さんインタビュー風景 高茂合名会社は1867年の創業から湯沢の地で約150年続く味噌醤油の蔵元。「次世代型の働き方を目指して就業規則にメスを入れた」と話すのは、常務取締役の高橋泰さん。産休・育休、年次有給休暇の完全取得の推進、海外勤務や展示会等の対応による移動時間を勤務時間に含められたり、リモートワークの対応も可能なフレックス制度の導入などを行いました。現在の女性社員比率は50%を超えていますが、女性比率を上げる目的で取組を行ったわけではなかったといいます。

休暇について

ヤマモ醤油 3日前までに事前申請をすることで、年次有給休暇を時間単位で取得することもできる規則にしました。市役所への書類提出や、通院など数時間抜けて戻る働き方ができることで、精神面からの作業効率向上にもつながると高橋さんは感じています。数時間の予定があるがために1日抜けてしまうよりは、時間単位で取得してもらった方が会社としてもメリットだと話します。また、事前申請があることで、社員は事前に予定を立てる習慣がつき、休む人がいる前提でどのような動きでフォローすればよいかをチームで計画的に考えるようになったと話してくれました。

蔵内部 社内では自由に休みを取りやすい雰囲気になっていて、子育て時の苦労などへの理解も深いといいます。休みが取りやすいことにより、健康面で違和感を感じたら、我慢せずに病院に行ったりと、長期的な離脱を事前に防止できるメリットも会社側にあると感じています。現在の有休取得率は100%。「このような社内の制度や雰囲気が整う中で、仕事と家庭の両立がしやすくなり、結果的に女性社員比率が上がったのだと思う」と話してくれました。

「蔵人」の育成

味噌醤油の試食 国内外に醸造業の魅力を伝えるために「リブランディング」を行い、2013年度グッドデザイン賞を受賞しました。直営ショップでは、味噌・醤油などだけではなく、アパレルやアメニティグッズの販売、ファクトリーツアーなども実施しています。それらの販売員やツアーガイドは、事務員や工場職員が兼務することになっており、すべての社員がポジションを兼務する「専属スタッフではない『蔵人』の育成」を進めています。調味料を扱うのは女性が多い背景はありますが、相手によって接客対応を誰がするのか、男性か女性のどちらがするのかなどのコーディネートは随時行っているそうです。

今後の展開

高橋泰さん 高橋さんは、時間単位での有休取得に関して一定の手ごたえを感じ、「労働基準法に定められる5日間ではまだ少ない。もっと時間単位で取得できる日数が多くてもよいのでは」と感じているそうです。また、子育ての側面に関しては、現在の制度設計で対応ができていると感じていますが、介護に関しては今後の課題だと感じているそうで、「介護は、全国民が抱える問題。会社だけで対応することは限界を感じつつあるので、社会全体で取組み、アプローチを進めていきたい」と話してくれました。

ヤマモ味噌醤油醸造元 高茂合名会社

●秋田県湯沢市岩崎字岩崎124
●電話 0183-73-2902
●URL http://yamamo1867.com/

※記事内の「高茂合名会社」「高橋」の「高」は「髙(はしごだか)」

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