大曲花館地区のまつり『川を渡るぼんでん』を初体験

 数年前から観光情報で気になっていた『川を渡るぼんでん』に人生初参加をしてきました。大仙市観光交流課によると、このまつりは160年以上前から行われている行事で、当時ぼんでんを奉納する「伊豆山神社」本宮には雄物川を渡っていくしかなかったことから、舟での奉納となったようです。伊豆山神社宮司・三浦さんによれば、ぼんでん奉納行事は東北中心に全国各地にあるが、毎年の行事として川を渡るのはこのまつりが唯一だそうです。
 現在は雄物川に大曲大橋が完成したので車等で対岸に渡れるようになったものの、昔のなごりで渡し舟による奉納を行っています。

 当日の2月11日(火・祝)は朝から雪交じりの風が強く、会場までは歩いて行ったのですが到着間際から吹雪に近い状態となり、対岸に渡ってからは高さ207メートルの伊豆山本宮に奉納するため、各地区のぼんでん関係者の皆さんは大変だったと思います。


 

 9時50分に老松大仙市長の挨拶や祈祷が始まったのですが、ギリギリそれに間に合い、餅撒きなどのイベントも体験することができました。
 老松市長が挨拶される直前から吹雪が激しくなり、10時30分打ち上げ予定の昼花火スターマインも天候次第で打ち上げできるか不安でしたが、雪と風が少し収まった頃合いで無事花火も揚がりました。

(大仙市長はじめ関係者の祈祷と餅巻き)


(「伊豆山神社」本宮に奉納する『川を渡るぼんでん』を載せた渡し舟)


(目まぐるしく変わる天候のなか、各町内のぼんでんがお披露目と祈祷を行う)

 とても珍しいまつりですが、地元・花館の皆さんにとっては大切な小正月行事であり、奉納に参加された地元の皆さんの情熱と強い愛着が感じられる素晴らしい体験ができました。

 また当日本宮まではうかがえなかったのですが、伊豆山神社宮司・三浦さんから奉納の様子を撮影した画像をご提供いただいたので掲載します。

(社殿内に奉納するぼんでん)


(奉納されたぼんでん)


 この貴重なまつりが体験でき、これからもより多くの方に参加していただければと思いました。

 

☆大仙市の案内サイトはこちら
 川を渡るぼんでん - イベント | 大仙市 (daisen.lg.jp)

☆伊豆山神社のサイトはこちら 
 秋田の歴史深い神社・御朱印 | 伊豆山神社 (izu.or.jp)

大曲花館地区のまつり『川を渡るぼんでん』を初体験

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