秋田県冬の大型観光キャンペーンでストーブ列車『風っこ』乗車体験 ~あきた未来戦略課・交流推進員~
12月1日からスタートした「秋田県冬の大型観光キャンペーン」で12月15日(日)JR東日本が特別運行したストーブ列車『風っこ』に乗車、秋田~大曲・横手~秋田をプチ旅行してきました。
この観光列車は、夏には窓を外してまるでトロッコ列車の雰囲気、そして今回は窓を取り付けてストーブ列車に変身!という訳です。
まず朝8:45発で秋田~大曲の「ストーブ花火のまち号」、それから横手まで移動して横手発15:15の「ストーブ横手やきそば号」で秋田に戻りました。初めてのストーブ列車にワクワクして前泊し、思い切り満喫しようとこのプチ旅行に望んだ次第です。
朝の秋田駅にはカメラ小僧ならぬ親父たちが、自慢の一眼レフカメラを手にしてホームを走り回って記念撮影し、社内に入るとストーブに石炭を焚く乗務員の姿や、民謡の演奏や歌・踊りを披露してくれるシーンを一所懸命撮影、撮影が一段落すると用意してきたさきいかなどをストーブに乗せて焼き始め、うれしそうに頬張っていました。
車内ではドンパン節等の歌や踊りの披露に加え甘酒が振る舞われ、下車後にはホームでふりかけのお土産もいただけたりとってもお得でおいしい列車旅でした。
横手に移動して到着が10時30分過ぎだったので「かまくら館」に初めて足を向け、駅周辺に戻って名物「横手やきそば」を食べようと評判の店を調べたのですが、日曜休日の店が多く観光対応としてはもったいないなあ・・・と感じながらも、やっと1店見つかったので基本の肉玉やきそばに舌鼓を打ちました。
それから横手駅前にある横手市生涯学習館Ao-na(あおーな)でまったり休憩後、帰りの「風っこ」で秋田まで乗車しました。この夕方運行のストーブ列車では午前の列車以上にストーブの上は賑やかになり、いか焼きはもちろん、挙げ句は横手やきそばまで焼いてた人もいて、次第に暗くなる景色とともにお酒と食を楽しんでいました。
ストーブはといえば、もう力一杯石炭を燃やして真っ赤になって頑張ってくれ、ストーブ列車の旅を堪能させてくれました。ストーブ担当の乗務員はアルミホイルやトングなども用意してくれ、乗客に楽しんでもらう心配りが伝わってきました。
「誰と行く?冬の秋田」秋田県冬の大型観光キャンペーン公式サイト:
https://akita-hottokenai.jp/
せっかくのプチ旅案内なので、前日に秋田市で堪能したお薦めの飲食店もご紹介します。この3店は全国にも誇れる秋田の飲食店だと思うので、機会があれば是非訪れてみてはいかがでしょうか。
〔昼食〕「ゼッキーニ ピッツァ バンカレッラ」秋田市民市場内
第8回(2023年度)ナポリピッツァ職人世界選手権日本大会チャンピオンに輝いたお店。昨年たまたま録画したグルメ情報番組で秋田の店舗として紹介されておりこれまで数回訪問したのですが、毎回感激。マスターが焼くピッツアは、周りはふっくら柔らかく中は薄い生地でしなやか。マルゲリータや4種のチーズ・クワトロフォルマッジは私のお気に入りですが、どのピッツァも美味しい。カウンター8席ほどのお店なので、並ぶのも楽しみながら行ってみてください。
〔食前〕「BARル・ヴェール」川反通り(料亭濱の家向かい)
何といっても「PBO全国カクテルコンペティション2024」で優勝した若きマスターが作るマンハッタンや優勝カクテル「花流々(かるる)」は絶品!この店は全国に名が知れ渡った前オーナー・佐藤謙一さんから3年ほど前に店を引き継ぎ、来年にはシンガポールの大会に参加するとのこと。カクテルの味は繊細絶妙な味、落ち着いた所作といい流麗なトークといい、心から和んだひとときでした。
〔夕食〕ビストロ「ル・ダルジャン・ド・マナカ」川反通り
川反界隈で洋食おすすめ店をルヴェールのマスターが紹介してくれた初訪問店舗。今年11月にオープンしたばかりの32歳シェフ、聞いたところ男鹿駅近隣にある「稲とアガベ」にいたこともあり、既成概念にとらわれずに仏・伊・和をミックスした独自のメニューで挑戦しているとのこと。店内の雰囲気もとてもよく良く、約8席のカウンターのみですが、当日は舌の肥えたマダムたちが美味しい!と絶賛していました。
私は秋田帰省後まだ6年ですが、まだまだ世界レベル・全国レベルの店舗もあると思いますので、「誰と行く?冬の秋田」を大いに活用してアクティビティやグルメ探索等をしてみてください。