潟上・ブルーホール「チェロとギターの競演」演奏会画像をお届けします ~あきた未来戦略課・交流推進員~

 9月7日(土)に開催された『第3回 秋田・潟上国際音楽祭2024』の潟上・ブルーホール「チェロとギターの競演」Day2での演奏会画像が届いたので、演奏された音をイメージしながらご覧ください。
 この日は水谷川優子(チェロ)x鈴木大介(ギター)のジョイントによる南米x日本の音楽。通常演奏会場は縦長型が一般的ですが、この日はブルーホールを横型に使用して中央にステージを設け、観客がステージを取り囲んで演奏者と観客に一体感が生まれ、音も奥行きと広がり感が感じられる素晴らしい音響でした。演奏会画像を見て、改めて感動がよみがえってきました。

 はじめに二人で軽快な挨拶をした後、鈴木大介さんのギターで武満徹編曲のポピュラー曲が演奏されました。彼のギターはクリアで静謐な音が特徴的で、空間に吸い込まれる音が感動的でした。ギターの生音も十分な音量で聞くことができ、観客の皆さんも余韻を楽しまれた様子でした。



  続いて登場したのは水谷川優子さんのチェロで、西欧でチェロと日本を印象づける音楽として作曲した「文楽」。随所に日本のメロディを散りばめた豪壮な曲で、彼女の骨太な音楽性も意外性と共に楽しめました。水谷川さんは、かの有名なバイオリニスト・高嶋ちさ子さんと親しい友人(悪友?)だそうですが、柔らかな語り口や雰囲気とは違う逞しさも合わせ持つ演奏家だと感じました。



 この日の演奏会では、世界初演となるチェロとギターのための2曲が演奏され、ピアニストでありこの音楽会実行副委員長の佐市が作曲した組曲「水面鏡」と、バンドネオン奏者でもある小松亮太の曲が披露され、これもとても貴重な体験ができました。
 また世界初演曲の前には、水谷川さんの独奏で渾身のバッハ:無伴奏チェロ組曲第3番を演奏、そして最後に演奏されたピアソラの名曲やサン=サーンス:白鳥他のアンコールまで、耳も脳もそして心までもが満たされた一日でした。


 

 日常の煩雑や多忙な時間を忘れて、音楽や芸術などに没入するような時間は必要なことだと改めて感じた次第です。

【お問い合わせ】
 秋田・潟上国際音楽祭実行委員会(アートオフィスサイチ)
 公式サイト:https://akimf.com
 メール: info@akimf.com
 電 話: 018-874-9215

 

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