上野の杜で、大曲中学校校歌と秋田県民歌を歌ってきました!(首都圏交流推進員だより)
9月3日(水)、上野恩賜公園不忍池のほとり(蓮見デッキ横)にある野外ステージで、大仙市立大曲中学校3年生(翠惺学年)246名が、修学旅行を機会に校歌及び秋田県民歌を合唱する催しがありました。
この催しは令和元年、首都圏に滞在する先輩同窓生と交流を深めようと始まったもので、新型コロナ禍の年を除いて今回で4回目です。ステージを正面に、扇形に設けられた観客席には今年も、修学旅行生の他、御法川衆議院議員など多くの先輩たちが
駆けつけてくれました。首都圏大曲会はこの催しの協力団体として、初回から参加しています。
当日は最高気温37度の猛暑にも関わらず、ステージの周りには涼しげで清らかなハーモニーが響きわたりました。校歌「よく生きよ 若人よ」は、合唱の中に独唱や朗読のパートもある、我が子に対する親たちの熱い願望を込めた壮大な物語となって、参加した人々を魅了しました。「秀麗無比なる鳥海山よ」 ― お馴染の秋田県民歌は参加者も含めた全員合唱となって、「我ら秋田人ここにあり」とばかりに、真っ青な東京の空に吸い込まれていきました。会場での写真撮影が終わり、現地活動に向かう生徒たちは、今に生きる若者らしくとても生き生きと楽しそうでした。
JR上野駅と言えば「北の玄関口」と言うイメージが強くあります。そこで地平ホーム15番線に寄り道をして、石川啄木の
「ふるさとの訛りなつかし停車場の 人ごみの中に そを聞きに行く」の歌碑を見て帰りました。高らかに県民歌を歌った気の
高揚が、かつて、遠くふるさとから上野駅に着いた東北人の心情に触れさせた、思い出に残る一日となりました。
◇上野駅16~17番線の発車メロディは、「あゝ上野駅」です。
