能代高校軟式野球準々決勝観戦記

近畿秋田県人会

第70回高校軟式野球全国大会では、初戦の富岡東高校(四国)に16安打の15対2と快勝し、今日26日(火)に、姫路ウインク球場での専修大学北上高校(東東北)との準々決勝戦に臨んだ。





ところが試合の様相は、初戦の猛攻とは大いに変わり、ヒット数は少なく、能代0対3専修北上という結果に終わった。
以下に各回の攻防について記憶をたどりながら簡単に記してみたい。

1回表、能代の攻撃は三者凡退となったが、その裏の専修北上の攻撃では、能代の投手が疲れからか乱調気味でボール先行し、四球を五つ献上、ノーヒットながら満塁の押出しで2点を献上する予想外の展開となった。

2回表、能代は1四球を得たが後続無く、無得点。
その裏の北上の攻撃では、最初の打者に四球を出し、ここでピッチャーは前回好投した1年生の簾内投手に代わり、1.3塁のピンチを凌いだ。

3回表の能代高校は三者凡退に終わったが、その裏の北上の攻撃では、ヒット2本を浴び、満塁になったところで、センター前に打たれ、1点追加されたが2塁走者を本塁で刺し、チェンジ。

4回以降、能代は、4回、5回、6回とヒットや死球で出塁するものの後続がなく、得点にならなかった。
この間、専大北上をゼロ点に抑え、8回、9回での逆転に望みをつないだが、能代は先頭打者がヒットで出塁したものの後続無く、ついに得点を挙げることなく、0対3Xでゲームセットとなった。



結果的には、ヒット数は能代3本対専大北上は4本と差は無く、両校ともエラーはゼロの互角の戦いだが、暑さによる疲れからか初回の四球による押出しの2点が重くのしかかった試合となった。

ただ、相手の専大北上のピッチャーは、小柄ながらストライク先行でスパッと投げ込む感じで、素晴らしいピッチングであった。
能代も後半8回、9回と打ったが、点につなげることができなかった。



この間、炎天下の応援席は、遠路駆けつけた高校応援団・父兄の他に、近畿秋田県人会の皆様にも、沢山の応援を頂きましたことに対し、紙面を借りてですが、OBとして厚く御礼申し上げます。
         
(文責:能代高校第29期卒業 平川 長)

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