ラジオ深夜便を秋田が独占

福岡秋田県人会

2025年3月26日(水)のNHKラジオ第一、ラジオ深夜便に秋田県から二人が計2時間にわたり出演しました。

まず、午前1時05分から日本列島くらしのたよりで能代市の能登祐子さん(66歳)です。
能登さんは能代市自治連合会の会長で能代市の中心部、上町自治会会長でもあります。能登さんは長野県出身ですが、学生時代にご主人と知り合い、結婚と同時に能代市に住むようになりました。
20年前、上町自治会に女性部「すみれ会」が設立されました。PTA会長などを務めた経験を買われて「すみれ会・会長」になります。
最初に取組んだのは、地域の伝統行事「観音堂の札内」の世代交代です。次は「雪かき」を担う除排雪組織です。高齢の一人暮らし女性から雪かきの悩みを聞き、市長と市民との対話集会に一緒に出掛け、市長に訴えました。能代市役所もモデル地区を募集していた為、協働のまちづくりを始めました。更に災害時の安否確認や防災訓練も行う自主防災組織も作りました。



写真は、ご主人が営む歯科医院の隣に立てた、「カフェ夢工房咲く・咲く」です。能登さんが作るオリジナルメニューやパスタ、能代うどんなどを振舞い、英語教室や書道教室の会場にもなります。
能登さんは自治会長から能代市全体の自治会のまとめ役である自治連合会会長も務めるようになりました。空き店舗活用の朝市や工芸品ショップ、クラフトビールまで手を広げています。ラジオ深夜便では、能登さんの活動を自ら紹介していました。

次は午前4時05分から、秋田市山王で造園土木会社を営む佐々木吉和さんです。
佐々木さんは、NPO法人・秋田グリーンサム倶楽部の代表を務めています。倶楽部は1995年7月、秋田港から八郎潟のそばまで、延長17キロ、幅500mのゴミだらけの海岸林の清掃から始めました。参加したのは社員始め約300人で、暑い中に1週間も!かかったそうです。山側にはタイヤだけでも600本、捨ててありました。ジュースなどを用意するのも佐々木さんのポケットマネーでした。活動を10年続けて東京から専門家が審査に来た時は活動規模の大きさに佐々木さんの会社経営は大丈夫かと心配されたとそうです。
やがて佐々木さん達の活動に秋田県庁の農林事務所も着目し、奇麗になった海岸線に「夕日の松原」という名称が一般公募で付けられ、活動の中心に秋田県庁も加わるようになりました。



潟上市天王にあるグリーンサムガーデンは広さが約5ヘクタールで水田や畑、果樹園が広がり、アトリエや展示場も備えて、小学校の体験授業などにも開放しています。グリーンサム倶楽部会員は、約1200人。緑化推進や緑化を担う人材の育成にも取り組んでいます。福岡からもグリーンサムの精神に共鳴し、移住する方が来ました。番組は「花と緑と人で地域は輝く」というテーマでした。

ラジオ深夜便は、毎日23時30分から翌日午前5時までの5時間半。この日は、うち2時間を秋田の話題が独占しました。
放送から1週間は聞き逃しで再生することが出来ます。

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