初めての博多祇園山笠、追い山見物

福岡秋田県人会

 7月15日(月・祝)早朝、15日間の博多祇園山笠を締めくくる追い山が行われました。合せて7つの「流(ながれ)」(町内)の締め込みに水法被姿の男衆(各「流」600人~1,000人)が28人ずつで交代を繰り返し、重さ約1トンの山笠(神輿)を舁き(かき=担ぎ)ます。博多の氏神様、櫛田神社をスタートして、博多の町およそ5キロを駆け抜け、速さを競います。

 今年4月から秋田県福岡事務所に勤務している豊島朝陽さんから、初めての追い山見物の印象記が届きました。豊島さん撮影の写真と共に報告します。

 「秋田県人会の三浦隆一さんと村木千隼さんにお誘い頂き、初めて追い山を見に行きました。午前4時59分、雨が強く降っている中、『オイサ!オイサ!』の掛け声のもと、目の前を追い山が駆け抜けていく迫力と熱気に感動しました。
 朝3時起床、4時半の集合場所は神社に通じる狭い通り。民家などの軒をかすめるように男衆が駆けて行きます。早起きの眠気も吹き飛ぶ迫力でした。秋田・角館などにも曳山をぶつける夏の「やま行事」がありますが、博多ならではの風習や歴史を学び、盛り上がるお祭りは、これからも大事に繋いでいきたいと思いました。」

 博多祇園山笠は、1241年(仁治2年)、承天寺の開祖・聖一国師が疫病退散を願って始めたと言われています。「流」は豊臣秀吉の太閤町割りが残っています。7月1日から博多区を中心に14か所に静の飾り山が展示され、9日から舁き山が動き出し、15日のクライマックスが追い山です。

初めての博多祇園山笠、追い山見物

コメントを送る(※Facebookの機能を利用します)