八郎潟の佃煮を 九州で販売して13年

福岡秋田県人会

秋田市に本社を置く大塚商店の代表社員、大塚勝孔(かつよし)さんは現在51歳、福岡市中央区天神、新天町商店街にある北東北3県アンテナショップ「みちのく夢プラザ」で八郎潟の佃煮を販売して13年になります。

みちのく夢プラザに近い住友生命ビル1階にあった時代から、近くのマンションを借りて奥様と二人三脚で店を守って来ました。九州一円のデパートで開催される物産展に出かけることもあります。秋田出身の方が店を訪れ懐かしそうに佃煮を買って行きます。

佃煮はシラウオ、コエビ、ちりめん、ギバサなどに混じって、イナゴの佃煮もあります。昨年から八郎潟でワカサギやシラウオが取れず大塚さんは苦戦中ですが、ワカサギは9月からの漁に期待しているそうです。
秋田の本社にはめったに帰らず、事務の方に任せているそうです。福岡市は九州の拠点として交通の便が良く暮らしやすいと言っています。

干拓で小さくなった八郎潟ですが、潟上市天王の曹洞宗の寺院・自性院が「八郎潟 潟語り(かたがたり)」という寺報で干拓前を中心に八郎潟で生きた人々の想い出を綴っています。1993年から2017年まで25年間、50回続いた冊子にイラストや写真も加えられ、2019年に書籍にもなっています。

八郎潟の佃煮を 九州で販売して13年

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