11月29日(金) 吹田市のメイシアター中ホールでわらび座のミュージカル｢いつだって青空｣を見ました。ホールはほぼ満席！

主役の井口阿くりをこの作品で初めて知りました。
秋田市で生まれ現在のお茶の水女子大学を卒業後、アメリカへ留学し、当時の世界最先端の女子体育教育を学びました。｢女性もスポーツをする｣という新しい常識を作るために尽力した方です。
｢女子体育を教える女性の教師｣を育成すべく、スウェーデン体操、ダンス、バスケットボール等明治の日本ではまだ未知のスポーツを学生たちに教えました。
当時は女性が運動することへの理解がない時代、ブルマー先生と陰口をいわれたりたいへんな苦労をします。

わらび座バージョンの秋田音頭には客席から盛大な手拍子が、コミカルな動きの体操やダンスやバスケには笑い声が。のびやかな歌声、優雅なダンス、カッコいい体操。場面転換ではあっという間に別の世界へ。夢のタネを撒いて行く阿くり。ラブロマンスに酔いしれ、フィナーレには目に涙が。

県人会関係からは15名鑑賞しましたが、こんなに素敵なわらび座をもっとたくさんの人々に見てほしいです。
来年の公演も楽しみにしています。
(近畿秋田県人会 武田葉子）