漫画家・ばんば三郎さん、横断幕と肉声を残す

福岡秋田県人会

福岡・秋田県人会の横断幕を描いて頂いた漫画家のばんば三郎(本名馬場三郎)さんが2021年9月25日、亡くなりました。享年96歳でした。「九州沖縄、秋田県人会だより」の題字にも「心をひとつに」と表示しています。
(写真は2011年5月2日、馬場さんの自宅近くで)


東日本大震災の復興支援に感謝を込めて、福岡・秋田県人会は「博多どんたくパレード」にこの横断幕を持って参加して来ました。
以来、この横断幕はコロナの時期を除いて毎年、4回の県人会例会、2回のキリタンポ鍋チャリティなどに活用しています。
馬場さんは、2016年頃までバスに乗って、どんたくパレードの横断幕を見に来ていました。

(2022年5月4日・祝日、博多どんたくパレード)

その馬場さんは、東京・国立市の出版社「今人舎(いまじんしゃ)」が企画した「私の八月十五日」という出版・音声記録に自筆の漫画と肉声を残しました。
肉声は俳優の高倉健さんや同じく漫画家の水木しげるさんと共に、全国の約180人を収録しています。肉声を聞くための「音筆(おんぴつ)」という再生機は、絵本とともに全国の約100か所の図書館などに寄贈されているほか、各地で開催されているパネル展などで活用されています。

(肉声を録音、2015年2月12日)

 

漫画家・ばんば三郎さん、横断幕と肉声を残す

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