戊辰戦争佐賀藩士慰霊の旅、再び

福岡秋田県人会

秋田市新屋日吉町に、戊辰戦争で倒れた佐賀藩士54名の名前を刻む「葉隠墓苑(はがくれぼえん)」があります。葉隠とは佐賀藩に伝わる武士道精神。葉隠墓苑は、1988年(昭和63年)に建立されました。

今年11月12日(土)葉隠墓苑を守る有志が、佐賀県を訪ねる慰霊の旅を企画しています。世話役の佐々木三知夫さんが8月3日に佐賀市を訪ね、受け入れ側と打ち合わせをしました。夕方の会食には、プロバスケットボール「秋田ノーザンハピネッツ」で初代主将を務め、佐賀市に戻って子供たちにバスケットボールを指導している水町亮介さんも顔を見せました。

1868年(慶応4年)倒幕側の秋田藩に佐賀藩士が、当時の最新兵器をもって海路を使って援軍として駆け付け、多くの佐賀藩士が命を落としました。秋田城下は援軍のお陰で戦火を免れることが出来ました。新屋地区では区画整理事業で佐賀藩士のご遺骨が見つかったこともあり、佐賀藩の中心部隊だった武雄市にご遺骨をお返しするなど、戊辰戦争から150年以上経た現在も佐賀と秋田の交流が続いています。

慰霊の旅は、約10人で秋田から羽田経由で福岡に飛び、佐賀市の佐嘉神社と武雄市の武雄神社を参拝する予定です。この日は、9月の西九州新幹線部分開業を祝うため秋田市の竿燈8本と約100人も4年ぶりに武雄市を訪れる予定です。

 

戊辰戦争佐賀藩士慰霊の旅、再び

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