白神山地のシンボル、樹齢400年のブナ

福岡秋田県人会

7月19日(火)朝・5時46分から、NHKマイ朝ラジオに秋田の常連リポーター・山本郡藤里町の斎藤栄作美(えさみ)さん(72歳)が出演されました。斎藤さんは、世界遺産・白神山地でガイドをしています。4月に、このラジオで白神のシンボル「樹齢400年のブナ」が倒れた!と報告されました。
斎藤さんがまだ雪が残る中、かんじきを履いて片道9時間かけて着いたら、雪に覆われ根元から折れていたという話でした。1999年の台風で大枝が折れてから樹勢が衰え、冬の風雪に耐えられなかったと見られています。ブナは、高さ26m、幹回り4.8mの巨木で、白神の主でした。

その倒れたブナの場所で、7月に巨木を説明する看板が設置されたという話題でした。設置したのは林野庁の出先機関、藤里森林生態系保存センター。雪も溶けた現在は、車イスの方でもごく近くまで行けるそうです。秋田県内外から大勢の方が現地を訪ね、倒れた巨木を前に目頭を抑える方もいるそうです。
説明の看板には、巨木のブナは、そのままの状態で保存されると書いてあります。森の循環を学ぶ生きた教材になります。

一帯のブナ自然林は、巨木の周囲だけ太陽光が射しこむ「林冠(りんかん)」という空間が出来ています。周囲には若いブナが育って世代交代が進む様子を見守ることになります。白神の樹林は夏でも麓より10度は涼しく、薄い緑と濃い緑のコントラストが素晴らしく、斎藤さんは、白神山地の美味しい空気とおにぎり、コーヒーがあれば『こでられねえ』と絶妙な秋田訛りで紹介されました。

※ NHKラジオ『マイあさ!5時台 ニュース/たより』の7月19日放送分「聴き逃しサービス」は、7月26日(火)朝5:55まで視聴できます。

https://www.nhk.or.jp/radio/player/ondemand.html?p=5642_02_3796259

こちらは秋田県庁制作の動画です。

世界遺産白神山地FULL30min - YouTube

 

白神山地のシンボル、樹齢400年のブナ

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