チェコ共和国・留学中の国際教養大学生から福岡・秋田県人会へ近況

福岡秋田県人会

ウクライナ情勢は地理的にウクライナに比較的近いことや、ウクライナ人の学生が多いことを受け、ブルノでとても大きく取り上げられています。街中の至る所でウクライナの旗が掲げられていたり、戦争を反対するデモンストレーションが行われたり、ウクライナを支持する姿勢が至るところで見られます。

 

【自己紹介】
福岡県小郡市出身の秋山萌菜です。私は、国際教養大学4年に在学中です。国際教養大学を選んだ理由は、幼い頃、海外旅行に連れて行ってもらった事や、中学校で英語教師をしている母の影響を受けたと思います。

物心ついた頃から海外の文化に興味を持つようになり、英語の勉強が好きでした。高校2年の冬から卒業にかけてカナダの高校に通い、卒業後は海外の大学進学も考えましたが途中で日本が恋しくなり国内での大学進学を決めました。

進学先として高校留学中に身につけた国際経験や英語力を生かせる国際系の大学を探す中で母が国際教養大学を紹介してくれました。全ての授業が英語で行われていること、卒業までに1年間の留学を義務づけている事に、とても強く興味を持ちました。

国際系の大学はいろいろありますが、都会にある大学や規模の大きな大学よりも、私が通っていた小中学校のように各クラスが少人数。しかも田舎で、のんびりした生活が自分に合うと感じました。その点、国際教養大学は秋田に位置し、少人数制の授業だという所がぴったりだと考えました。

入学後1年間は、デンマーク人のルームメイトと寮で生活したり、サークル活動に励んだりと秋田で充実した学生生活を過ごしていました。2年になるとコロナの影響で思うような学生生活を送れませんでしたが、3年にはコロナで中止になった留学の代わりに秋田で2つのインターンシップを経験しながら社会勉強に励みました。

一つは秋田県潟上市の小玉醸造で、ここでは昨年12月に発売した純米酒と本格焼酎の名前とラベルデザインを考案した他、日本酒の海外輸出用の市場調査などを行いました。

また、にかほ市の秋田マテリアルでは、リユースショップのSNS広報について実践的に学びました。


【近況】
現在、私は大学4年生ですが、コロナによる渡航制限が軽減されたおかげで交換留学が出来るようになり、今年の2月から1年間、チェコ共和国に留学中です。

ブルノというチェコ第二の都市にある国立マサリク大学でメディア学や社会学を学んでいます。メキシコ人、ロシア人の留学生と寮でルームシェアをして生活しており、文化の違いに驚きながらも楽しく生活しています。

ヨーロッパを訪れるのは今回が初めてで、石畳の道やゴシック様式の建物など見るもの全てにワクワクしています。チェコの公用語はチェコ語ですが私は全く分からないのでバスを乗り間違えたりレストランに行ってもメニューが読めなかったり困ることも多いのですが周りの方達に支えられながら、どうにか生活しています。

チェコも秋田みたいに寒いだろうと思っていましたが、秋田に比べると雪も少なく秋田の美しい雪景色が恋しいこの頃です。


【進路】
大学卒業後の進路は、まだはっきり決めていませんが、メディア学を生かして広報関連の仕事をするとか英語力を生かしながら海外と関わる仕事をするのも楽しそうだなと模索しています。コロナで留学時期が一年遅れたため卒業時期も遅れますが焦らず、じっくり進路を考えようと思っています。

 

チェコ共和国・留学中の国際教養大学生から福岡・秋田県人会へ近況

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