沖縄、千秋の塔・追悼式

★ 3月5日に沖縄県糸満市の「千秋の塔」で行われた追悼式の様子を、福岡県人会の中村会長よりお寄せいただきました。★

 

 2020年3月5日午前10時半から、沖縄県糸満市摩文仁にある千秋の塔で今年も追悼式が営まれました。秋田空港から羽田空港などを経由して参加した秋田県遺族連合会会員など15人と秋田県人沖縄会の2人が参列しました。

 国歌斉唱などに続いて秋田県知事の追悼の言葉などがあり、参列者全員で献花しました。千秋の塔には、秋田県出身で沖縄戦の中で戦没された432柱と南方地域の戦没者12,000柱が合祀されています。

 

 初代・千秋の塔は、沖縄県出身で秋田市に住んでいた宜野座道男さんが中心になって、1957年1月、糸満市米須の魂魄之塔前に建立され、二代目は、1962年1月、摩文仁の丘の「黎明の塔」前に、やがて敷地が狭くなって、現在の三代目が1984年(昭和59年)12月、現在の場所に移されました。

 平和の鳩を象徴する高さ4メートル幅10メートルの黒御影石で作られた後壁が設けられています。千秋の塔の名前は、宜野座さんが秋田にちなんだ名前を付けたいと願って決められました。

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