なまはげに寄せる思い ~武内暁さん~
今回は、埼玉県にお住いの武内暁さんをご紹介します。
武内さんはお仕事の傍ら、さいたま市秋田ふるさと会事務局長を始め、秋田ふるさと応援団、秋田文化会議など多方面で活動されています。
男鹿出身ということもあり、観光イベントや物産展などでも、なまはげとしてお手伝いしてくださっています。夏の暑い中でも、なまはげを演じている限りは疲れも見せず、常に声を出しながら熱演する姿がとても印象的です。
泣けば元気に育つと言われても、子供の頃は、なまはげが来ると怖くて怖くてトイレに逃げ込んでいたそうですが、
「なまはげは邪気払いでもあるんだから、しっかり音を出して脅かしてあげないと」
そう思いながら演じているそうです。
脅かした後でも子供たちの方から自然と近寄ってくるのは、武内さんの人柄でしょうか。きっと、なまはげの思いが伝わっているのでしょうね。
「なまはげがユネスコ無形文化遺産に登録されれば、もっと秋田にも来てもらえるはず」
それを願い、これからもなまはげを演じ続けていきたいとか。
『むのたけじ地域・民衆ジャーナリズム賞』の事務局としても活動されている武内さんですが、今後は、その活動にも更に力を入れていきたいそうです。
「これからも秋田を元気にするために発信していきたい」とのことで、活動の幅はまだまだ広がっていきそうです。