家畜に給与する配合飼料の主原料はそのほとんどを輸入に頼っています。
自給可能な飼料用米を配合飼料原料として利用することができれば、海外の穀物事情に左右されない上、飼料自給率の向上につながります。
そこで、比内地鶏仕上げ期の配合飼料原料として、玄米が利用できるか検討しました。
結果として、発育などの飼育成績、解体歩留まり、及び肉色に玄米配合の影響は認められず、代替が可能であることがわかりました。
また、もも肉において、従来法と比べ75%以上代替で、有意にオレイン酸含量が高く、n-6系脂肪酸であるリノール酸含量が低くなることが明らかになりました。
比内地鶏への飼料用米給与法の検討(PDFファイル)