米どころ秋田の地力が育む「サキホコレ」
おいしさの理由を探る
土地、人、品質に、厳格な基準を
「サキホコレ」は成熟期が遅い晩生種であることから、その優れた外観・食味などの品種特性を安定的に発揮できるよう、気象条件などにより選定した「作付推奨地域」に作付を限定します。
おいしく、高品質なお米だけをお届けするため、次の品質・ 出荷基準を設定しています。
安全・安心や環境に配慮し、農薬の使用を半減した栽培(延べ使用成分回数※:20成分回数→10成分回数以下)を標準とします。
※使用した農薬に含まれる有効成分の延べ使用回数
緑深き山や森。
恵みの水注ぐ、川や湖、青き海。
見渡す限りの黄金色の穂を揺らす、実りの大地。
静寂と白銀に包まれる冬。
自然と共に生き、食を育み、未来へと受け継ぐ人々−。
ほおばる人を幸せにする秋田のお米は、地域が誇る宝物。
風土と人、米どころの歴史と技から成る秋田の地力の結晶です。
日本海に流れ込む暖流の対馬海流の影響で、夏は稲の成長に適した高温・多照。冬は積雪が多く、それは天然のダムとなり米づくりに欠かせない豊富な水資源をもたらします。また、南北に連なる奥羽山脈が、冷たく湿った北東の風「やませ」をせき止め、時に山脈を越えた風もフェーン現象により気温を一気に上昇させます。稲の成長を促すその風は、「宝風」とも呼ばれています。
米代川、雄物川、子吉川の3大河川の流れにより運ばれて堆積した肥沃な土壌に覆われた秋田。有機質を多く含む良質な土は、実りの時期の後、長い冬に雪の下でゆっくり休み、植物を育む力を回復させます。春には、山々に降り積もった雪を源とする清冽な雪解け水が豊かに大地を潤します。
恵まれた気候風土の中で、古くから稲作が行われてきた秋田。昭和の時代に産地として大きく飛躍し、日本屈指の米産地となりました。これまでに苦労と努力を重ねてきた先人たちから受け継ぐ営農技術は、今日の秋田の農業の礎であり、発展の支えになっています。また、農業を指導し、生涯を農村救済に捧げた石川理紀之助に代表される偉人に学ぶ農業への情熱は、米どころ秋田の原動力になっています。
秋田では米づくりに寄り添うように、四季折々の伝統文化や伝統工芸、独自の食文化が発展してきました。
夏の夜空に稲穂をかたどった提灯を掲げ、五穀豊穣を祈る「竿燈まつり」や、雪深い冬、雪洞に灯りをともし、水神に祈りを捧げる「かまくら」。
秋田杉を薄く加工して作られる、米びつや弁当箱に最適な「曲げわっぱ」。
さらに、豊富な米を材料に、味噌や醤油、日本酒などの発酵食文化も豊かに発展を遂げました。
ごはんのふるさと秋田の「地力(ちりょく)」をテーマに1年を通して全編秋田県内で撮影。
1本のコンセプトムービーとして制作しました。
秋田県出身のシンガーソングライター青谷明日香さんが作詞作曲した合唱曲を、
秋田杉をふんだんに張り巡らせたアトリオン音楽ホールで合唱団のみなさんが歌い上げました。
ふるさとを思う人、都会で頑張る人、そして秋田米が大好きな人にこの景色を届けたい!