米どころ秋田の傑作「サキホコレ」。
約12万株の中から最後に選ばれたひと株。
ふっくらとした粒立ちと噛むほどに広がる甘い風味が特徴の、
日本人の遺伝子に直接響くような、王道を極めたうまさです。
秋田の地力に満ちたこの米とともに、
日本の食卓に、幸せが咲き誇りますように。
令和2年春に実施した秋田米新品種“秋系821”のネーミング案公募には、国内外から25万893件のご応募をお寄せいただき、専門家等による選考を進めてきましたが、知事による最終選考の結果、新品種の名称を「サキホコレ」に決定しました。
名称発表イベント 東京会場の様子
令和2年11月17日、都内で名称発表イベントを開催しました。佐竹敬久知事が決定した新品種の名称「サキホコレ」を、ゲストにお招きした秋田県出身の佐々木希さんより発表いただきました。
佐竹知事は名称について「稲の小さな花が咲き誇り、実りつつある情景が思い浮かび、県民歌の一節「黄金と実りて豊けき秋田」が想像された。また、郷里に対する誇りや農家の心意気、開発者の苦労が凝縮されていて、語呂もよいことから、この名称に決めた。」と思いを語りました。佐々木さんからは「秋田の自然が大好きで、帰る度に癒され元気をもらっている。この名称からも秋田の大自然や前向きさを感じる。」との言葉をいただきました。
この様子は、パブリックビューイングで秋田会場へ中継され、発表時には拍手が起こりました。
秋田会場の様子
パブリックビューイングの様子
令和3年7月8日(木)、「サキホコレ」のパッケージデザインを発表しました。
令和3年7月8日、「サキホコレ」のパッケージデザインを発表しました。ゲストにお招きした秋田県出身の壇蜜さんと、デザインいただいた原研哉さんのお二人のアンベールにより発表いただきました。
原さんより、「秋田県の最高級ブランドなので日本のお米のシンボルになるべく、白地に映える書を吟味して“サキホコレ”という文字をシンプルに堂々と配置して想いを込めました。」とデザインのポイントを解説いただき、壇蜜さんからは「俺を信じて飛び込んでこい!というような、力強さと品格を感じる、秋田県のプライドを感じるデザインだと思いました。」との言葉をいただきました。
中継で繋いだ佐竹敬久知事は、「美味しいお米のシンボルとなる、全国に咲き誇るようなトップブランドに育てていきたい。」と意気込みを語りました。
パッケージデザイン発表イベントの様子
原研哉氏プロフィール
デザイナー。1958年生まれ。無印良品、蔦屋書店、GINZA SIX等のアートディレクションで知られる。日本を未来資源としてとらえ直す視点から、様々なプロジェクトの立案を行なってきた。2019年にはウェブサイト「低空飛行」を開始、「高解像度の旅」をテーマに観光分野への新たなアプローチを試みている。日本デザインセンター代表。武蔵野美術大学教授。
デザイナーコメント
秋田の最上級米は、日本の米のシンボルにならなくてはなりません。 そのために白地に映える「書」を吟味し、価値の全てをここに集約する超シンプルなデザインに秋田米の希望と誇りを託しました。日本中にエールを響かせるように、そして名前をよく通る声で発するように、大きな文字の米袋が日本中に展開していきます。
「サキホコレ」の米袋デザイン、ロゴマーク、ブランドコンセプト、キャッチコピー等(以下「デザイン等」という。)を使用する場合は、「サキホコレ」デザイン等使用管理要領に基づき、申請が必要です。申請手順については、こちらをご覧ください。
<制作>
デザイナー:原研哉((株)日本デザインセンター)
写真:上田義彦
<デザイナーコメント>
透明感のある壇蜜さんの割烹着姿は、ありそうでない、日本人の記憶の奥底に響く美しさです。
ロゴを背景にしたその立ち姿は、サキホコレのみならず日本の米すべてを応援するメッセージです。
米の頂点を目指すサキホコレのポスターとして、シンボリックに仕上がったと思います。