おすすめレシピ
2022年03月04日
第1回 鶏肉とセリの炊き込みご飯
【教えてくれる人】
秋田市「和食と酒 はれとけ」の菅原光市さん、静香さん。
秋田県産の食材や日本酒が楽しめる「はれとけ」。
丁寧な仕事から生み出される品々を堪能できるコースの締めとして、毎回土鍋ご飯が提供されます。
食のプロに教わる「サキホコレの美味しいレシピ」。今回は「鶏肉とセリの炊き込みご飯」を紹介いただきます。
秋田の冬の味覚の代表格「せり」と、ふんわりジューシーな鶏肉が、粒立ち良く上品な甘みのサキホコレとベストマッチ!
(材料)
●サキホコレ 2合
●鶏もも肉 1枚
●せり 1束
●ごぼう 1/4本
●鶏ガラスープ 500ml
●薄口醤油 45ml
●みりん45ml
●酒45ml
(作り方)
① 米を研ぐ。
米は最初に水に触れた段階でかなりの水を吸うため、店では浄水を使用。手でゴシゴシせず、ボウルの中で泳がすように。
「今は精米機の性能が良いので、お米は十分きれいです。なので、まわりに付いたヌカを取る程度でOK!」
② 市販の鶏ガラスープ(市販スープタイプ、粉末タイプでも)に酒、みりん、薄口醤油を加える。そのうち350mlを米の入った土鍋に入れ、30分ほど浸水させる。
③ キッチンペーパーなどで鶏肉の水気を取り、切り込みを入れながら厚さを均一にする。皮目にも数カ所切り込みを入れ、均一に火が通るようにしてから、軽く塩を振る。
④ ③をフライパンに乗せ、弱火で片面20分、計40分かけてじっくり焼いていく。
油をひかずに皮目から焼いていく。弱火で焼き上げることでジューシーに仕上がる。
⑤ せりを1.5㎝ほどに刻み、水にさらす。
今回は、白く長い根が特徴の秋田の伝統野菜「三関せり」を使用。
根と茎の間の部分はとくに細かく刻む。
⑥ ごぼうは、ささがきにしたものを軽く下茹でし、浸水が終わった土鍋に適量加える。
⑦ 炊飯開始。はじめは強火にして(おおよそ7分程度)、土鍋から湯気が出てきたら、弱火にしてさらに7分ほど加熱。
⑧ 鶏肉が焼き上がったら、粗熱をとったのち、細かく刻んでいく。
鶏肉は粗熱が取れてからの方が切りやすくなるそう。
⑨ 炊き上がったら、15秒ほどフタ開けて余分な湯気を飛ばし、再度フタをして15分ほど蒸らす。その後、⑧を乗せ、フタをして肉に熱を移す。
⑩ セリを加え、再度フタをして軽く熱を移す。
⑪ 食べる直前にまんべんなく混ぜてできあがり。
柚子胡椒を添えて。ピリリとした風味が良く合う。
「うちの店では、オープン当初からコースの締めに土鍋の炊き込みごはんを提供しています。秋田は米どころだし、何よりお腹いっぱいで満足してもらいたいという思いから。
サキホコレは食味のバランスが良いので、味を含ませても邪魔しないし、口に含んだときに、存在感のある米ですよね。油との相性もいい印象だったので今回は鶏肉を合わせました。
家庭でも作りやすいレシピにしているので、ぜひ作ってみてください!」