組子細工

横手市 能代市 由利本荘市 五城目町

 能代市、由利本荘市で生産されている木材工芸品です。様々な箱状の入れ物や装飾品、衝立などに技法が活かされています。

 建具の技術が元となっていて、建具としての組子を製作している事業者は県内に広く存在しています。

歴史・特徴

 「組子細工」は、「組手」といわれる細く薄い棒状の木材を精巧に組み合わせて美しい模様を編み出していきます。

 室町時代に建物の様式として「書院造」が広まってくると、障子の桟などに組子を用いた装飾が加えられるようになっていきました。

技術・職人の技

 組子細工の模様は、接着剤やねじ・釘などは一切使わず、職人が手作業で組手を精密に組み合わせることで、模様を編み上げていきます。

産地の取組など

 建具業の一環として製作されている場合が多く、主として受注生産です。

工房・産地紹介

■ 秋田県建具組合連合会
〒013-0306 横手市大雄田村66-5 
(有)小松木工内

電話 0182-52-3734

 

<代表的な製作者>

■ 武田木工
〒016-0116 能代市機織轌ノ目42
電話 0185-58-2153

■ 工房 咲
〒015-0011 由利本荘市石脇字下長老沼141‐4
電話 0184-23-1162

■ 小玉建具店
018-1705 秋田県南秋田郡五城目町上町112
電話 018-852-2445