湯沢凧
湯沢市(湯沢凧)
湯沢市で制作されている凧です。大きく分けて「まなぐ凧」「武者絵凧」「歌舞伎絵凧」の3つに分類されます。
湯沢凧は江戸時代の元禄以来の長い伝統を持っています。
湯沢凧には、骨組が縦骨1本に横骨3本だけのシンプルな構造、つり糸のかけ方が単純で変幻自在な操作が可能、しっぽがないなどといった特徴があります。
湯沢凧の中でも特に目を引くのは「まなぐ凧」です。かつてツツガムシ病が流行した際に、鬼女をモデルとした虫除け祈願の絵として使用されたのがまなぐ凧の起源とされています。この凧は墨一色で描かれているため、まなぐ(目玉)が異彩を放ち、とても印象的です。