本荘ごてんまり

由利本荘市

 由利本荘市で生産されている手芸品です。

 古来よりの玩具として発祥したものといわれ、色彩豊かな糸により紡ぎ出される精緻な模様と独特の伝統美が、装飾品や贈答品として高く評価されています。

歴史・特徴

 ごてんまりに関する記録は、貞応2年(1223年)の手鞠会についての記述が見つかっています。

 ごてんまりが地域に伝わった経緯については、御殿女中が姫君のために作った遊び道具が世間一般に伝わったなど諸説ありますが、江戸時代後期から旧本荘市の石沢鮎瀬地域に伝わる「かけまり」の技法がベースとなっているといわれています。

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技術・職人の技

 工程は、球形の土台を形づくる「土台作り」から始まります。もみがらにしつけ糸を巻きながら成型していきます。

 土台ができたら、模様の案内線を入れる「地割り」を経て、模様を刺していきます。

 模様ができた後、三方に房をつけて完成となります。

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産地の取組

 毎年、全国ごてんまりコンクールが開催されています。

 県内のみならず、日本全国から出展されたごてんまりが一同に集結し、その技術・美しさを競うとともに、製作者の技能向上に取り組まれています。

 工程の一部について、製作体験ができます。
(問合せ先:由利本荘市役所 観光振興課 電話:0184-24-6349)

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工房・産地紹介

■ 由利本荘市観光協会
〒015-0871 由利本荘市尾崎17
電話 0184-24-6349

■ 白樺会(事務局:民芸さいとう)
〒015-0072 由利本荘市裏尾崎町1-21 
電話 0184-23-0075

□ あやめ会(事務局:小松この枝商店)
〒015-0836 由利本荘市赤沼下59-10 
電話 0184-22-4160

 

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