本文へスキップ

語りを聞く

大葛地域おこし協力隊 松原明生さん 林孝行さん

画像:大葛地域おこし協力隊 松原明生さん 林孝行さん

  2010年12月20日、地域おこし協力隊の松原明生さんと林孝行さんが大葛(おおくぞ)へ着任しました。

 地域おこし協力隊は、都市に住む方々などを地域外の人材として受け入れ、地域力の維持・強化を図るためのものです。松原さんは東京から、林さんは兵庫から大葛へとやってきました。
 
 松原さんが大葛へ来るきっかけになったのは「協力隊の受け入れに対し、大館市と受け入れ地域の意気込みが強かったため」独立行政法人国際協力機構(JICA、ジャイカ)のシニアボランティアとしてチュニジアで活動し、次は地域おこし協力隊を、と各地の情報を集めていたところ、当時、唯一東京で説明会を行っていたのが大館市でした。
 
 林さんは人のためになる仕事を、そして田舎暮らしのあこがれもあり、「どうせ行くなら遠い所!」と思い切って秋田を選んでくれました。
 
 2人が目指すのは「幸福度日本一」の集落。そのために「大葛未来ヴィジョン」を策定し、これからの大葛の未来を具体的にどう活性化していくのか、その目標と具体的な行動にそって動き始めています。
 
 「大葛を元気にする人大賞」では、地域の方々から様々なアイディアが寄せられました。
 協力隊の活動情報を皆さんに知ってもらう「大葛新報」の発行、山菜の通販「山菜市場大葛」のサイトの立ち上げ、そして一軒しか作っていない幻の干し餅に「初花月(はつはなつき)」と命名しての販売の開始、「大葛温泉の素」の発売などなど……紹介しきれないほどの沢山のプロジェクトを展開してきました。
 
 また、松原さんは新聞の地方欄に連載を持ち、地域おこしの取り組みを紹介しています。林さんも蕎麦の生産に取り組み、干し餅「初花月」の発見、命名そして大葛の森越集落での「初花月の会」への参加も行っています。また、徳島県の地域おこし協力隊の方と協力し、相互に交流を行ってもいます。
 
 1年間の活動で2人が感じたのは「雇用創出」の難しさ。人口を増やしていくため、農地をなんとか耕作放棄地にしないためにどうするのか、専業農家だけでなく会社を退職した方たちを対象に新しいプロジェクトを考えています。年金に副収入がプラスできれば、退職後の「食べていく仕組み」として人を呼び込めないかと考えているのです。とはいえ新しいことはすぐには難しいことも。少しずつステップアップして実現できるよう、2人は模索しています。
 
 大葛には「コミュニティがある」と2人は言います。都市部には無いこのコミュニティが魅力であることを2人は実感しています。
 
 現在の課題は、平成23年度で閉校となった大葛小学校の活用。農家レストランなどを開くとすれば「これが最後のチャンスかもしれない」と松原さんは考えています。
 残りの任期で、どういったことができるのか、自分たちの定住も考えながら、2人の模索は続きます。
 
2011年4月掲載
 
●松原明生さんのブログ「アキタライフ」
 
林孝行さんのブログ「秋田からのおくりもの」

※松原さんと林さんは平成25年(2013年)12月に任期を終えました。
 
 
 
 
 

ページ上部へ戻る

北秋田の関連情報