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語りを聞く

上小様自治会 会長(平成23年度) 戸島丈夫さん

画像:上小様自治会 会長(平成23年度) 戸島丈夫さん


上小様自治会の会長を務める戸島丈夫さんは、小様酒和会の名付け親です。

 「お酒を飲んで和やかにやりましょう」という意味のネーミングは、秋田テレビ主催の秋田県全県綱引き大会に出場する際に名付けました。昔の上小様地域は自分の主張を曲げない人が多く、戸島さんは「地域から喧嘩を無くしたい」という思いもあったそうです。上小様自治会長を48歳の頃から務めて10年、建設整備会社を営む傍ら、小様酒和会の一員として上小様自治会を引っ張ってきました。
 
 上小様地域には、平成23年(2011年)3月現在で18世帯37人が暮らしています。塚ノ岱、土倉、土山、三枚鉱山、向林、合滝の6集落で構成され、かつては阿仁鉱山・六ヶ山の一つ「三枚鉱山」で栄えました。しかし、ここ30年の間に12、3世帯が減少し、地域を取り巻く環境は厳しくなっています。「周辺地域と連携していかないと、ますます寂れてくる」故郷の現状に危機感を覚えながらも、地域をどういう方向に持っていくか、戸島さんが最も頭を悩ませるといいます。
 
 戸島さんは、今の地域には住民が「安定」できる何かが必要と感じています。
 上小様地域では、40数年ぶりに種子が見つかった地場野菜「小様きゅうり」と、休耕田を活用した「蕎麦」の栽培に住民有志が取り組んでいます。上小様地域の蕎麦の平成23年の収穫量は、JAあきた北央エリア内でトップクラスの収穫量です。蕎麦の花が最盛期を迎える頃、向林集落前に広がる休耕田は住民たちの頑張りにより、一面に白い花を咲かせる蕎麦畑に生まれ変わりました。
 
 地域で毎年行っている「レクリエーション」に合わせ、平成23年(2011年)から「蕎麦収穫祭」を行うようになりました。翌年には「三枚鉱山跡」の現地フィールドワークを行うなど、地域を元気にする方法を上小様自治会は模索しています。
 
 上小様地域には、親しい人に手を皿代わりに食べ物を手渡しする風習があります。「上小様の最大級の親しみの表現」と、戸島さんは実際に地域の先輩に手渡ししながら、酒を飲むのが楽しいそうです。かつては喧嘩が多かった上小様地域ですが、戸島さんが会長になってから地域が丸くなったと住民は話します。自治会長の仕事は忙しく、経営する会社とともに多忙の日々を送る戸島さんですが、住民たちは、長年地域を支え続けてきた戸島さんの存在に助けられています。
2012年5月掲載

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