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語りを聞く

小様酒和会の活動

画像:小様酒和会の活動


  「小様酒和会(こざましゅわかい)」の活動の一つに、集落内の側溝あげや草刈といった環境整備があります。上小様地域は6つの集落からなり、最初の集落の塚ノ岱から最奥の合滝までの距離は4km近くあり、小様酒和会は昔から環境整備を行い、自治会をバックアップしています。

 
 この環境整備は丸1日がかりの作業になります。塚ノ岱集落から終点の上小様集会所に到着する頃には日も暮れ、メンバーはクタクタ。昔の道路は今とは比べようのないほど狭く、冬場は除雪をしても車の交差が困難な道路でした。また当時、阿仁町の中心部に抜ける「旧小様トンネル」も車が一台ようやく通れるという狭さで、延長100mほどのトンネル内には、同じ北秋田市の根子トンネルのような待機所はなく、住民はこの生活道路に長年苦労してきました。
 
 「このままではいけない」と「小様酒和会」は、当時の上小様と下小様の両自治会長に呼びかけ、全世帯が会員となる「期成同盟会」を立ち上げました。毎年正月に総会を開き、当時の阿仁町長を呼んで道路改良を陳情し続けました。当時の阿仁町の財政は厳しい状況だったため、秋田県の事業を活用し平成9年(1997年)に現在の新トンネルが完成しました。
 
 新トンネルの完成と道路改良は決して順調に進んだわけではありません。当時30代の小様酒和会メンバーの熱意に、上小様、下小様の両自治会をはじめ、当時の阿仁町長も応えてくれました。地域が一つにまとまっていたからこそ、小さな集落の陳情が秋田県まで届いたと言います。地域のお楽しみイベントを企画してきた小様酒和会の活動の中でも、この道路改良の歴史は、メンバーにとっても思い入れのあるものとなっています。
2012年5月掲載

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