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語りを聞く

小様酒和会 会長(平成23年度) 宮野悦朗さん

画像:小様酒和会 会長(平成23年度) 宮野悦朗さん


  平成23年度、「小様酒和会(こざましゅわかい)」の会長を務める宮野悦朗さんは、平成19年(2007年)の豪雨以降休止していた、お盆の川遊びをメンバーと共に復活させました。また、地場産「小様きゅうり」の栽培にも有志と取り組んでいます。通常の2倍の長さがある小様きゅうりは低カロリーのうえ一本食べるだけでお腹いっぱいになり、晩酌のお供におすすめです。宮野さんは「大量に作れなくても他にないものを作りたい」と考えています。

 
 常に自治会と連携して活動を行ってきた「小様酒和会」は、上小様地域で実際に行事活動ができる人たちの集まりです。しかし少子高齢化による人口減少はなかなか歯止めがききません。宮野さんは「我々がいろいろやっても過疎は進んできた」と前置きしたあと、「でも動きをとめるとますますダメになる」と話します。周辺地域を見渡したとき、宮野さんが元気と感じる地域は、「住民が地域行事を続けているところ」と話し、同じ北秋田市阿仁地区にある「根子集落」を例にあげます。
 
 「根子も過疎は進んでいるが『根子番楽』を続けてきたことが注目される要因の一つにもなっている。伝統芸能の継承を続けるのは大変だけど、根子集落が保存に取り組んできたのは素晴らしい。そして上小様地域には根子番楽のような立派な文化財はないけれど、やれる範囲で行事などを続けていかないとダメになる、そういう思いで頑張っていきたい」と話します。
 
 宮野さんが一番思い入れのある小様酒和会の活動が、道路改良の取り組みです。不便な生活道路に悩まされていた当時、道路改良について仲間内で話は出ても、なかなか行動に移せず前進しませんでした。「具体的に行動しなければ」と、当時30代の宮野さんたちは上小様・下小様の両自治会長を呼び出し、道路改良を陳情しようと訴えます。この呼びかけがきっかけとなり、上小様と下小様の両自治会は、全戸住民が会員となり「期成同盟会」を結成しました。
 
 当時、宮野さんは期成同盟会の事務局長を務めていました。宮野さんが持つ期成同盟会のファイルには当時の住民の会員申込書や会報など、道路改良が完了するまでの地域の足跡が詰まっています。「俺の宝物にしようと思ってるんですよ」そう話す宮野さんが持つファイルは、あふれんばかりの資料で膨れ上がっていました。
 30年続く小様酒和会の活動は地域住民と自治会を支えてきました。「動くことで何かを変えられる」と話す宮野さん、小様酒和会の仲間と共に、その活動の歩みは続いていきます。
 
2012年5月掲載

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