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語りを聞く

立花町内会 会長(平成23年度) 長崎祥悦郎(しょうえつろう)さん

画像:立花町内会 会長(平成23年度) 長崎祥悦郎(しょうえつろう)さん


 「立花の一番の自慢は、何と言っても“結(ゆ)い”」。

 立花町内会の会長を務める長崎祥悦郎さんは、立花地域の人々の協力し合う「結い」の心を誇りに感じています。立花地域の農家は昔、一つの機械を皆で共有しながら農作業を行っていました。現在の立花町内会館がある場所には共同精米所があり、人々が集う協働作業の場でもあったそうです。「結いがあるから、今も立花では何をやってもまとまりがある」、「農事組合法人 立花ファームがスムーズに誕生したのも、立花地域の住民の気質のおかげ」と祥悦郎さんは感じています。
 
 立花ファームの主催で毎年11月初旬に行われる「ネギまつり」では、ネギ掘り作業を指導しながら、お客との会話を楽しむ祥悦郎さんの姿が見られます。立花地域は昔からネギの産地として知られ、立花ファームでは、地元の川口小学校の児童に、ネギの種植えから収穫までの体験の場を提供しています。体験後に子供たちが書く作文には、将来なりたい職業に「農業」をあげる子も増えてきているといいます。「地域の子供たちが農業に興味を持ってくれることがとても嬉しい」と祥悦郎さんは話します。
 
 立花町内会長のほか、立花ファームの理事長も務めている祥悦郎さんですが、苦しかったという記憶はないそうです。「争いをするような地域ではないんだよ。立花は“みんなでやるべ”という地域」と話します。平成11年(1999年)立花ファームを立ち上げようという話が持ち上がりました。その頃、立花地域のほ場整備も完了し、「いい農業をやるためにはどうしたらいいか」と、住民全員で話し合いを行いました。基盤整備により耕作面積は増えましたが、担い手不足や設備投資が必要など課題もあったそうです。
 
 祥悦郎さんが嬉しかったのは、立花町内会で、立花ファーム設立基金の一部を出資することを、皆が「同意」してくれたことです。立花地域は、半分近くが非農家であるにもかかわらず、地域のためと同意してくれたのです。設立から13年、立花ファームは生産組織として確立したと祥悦郎さんは感じています。農業を取り巻く状況は厳しい時代ですが、「これからは生産するだけでなく、子育てを終えた地域の女性などが、再就職して働ける場所にしていきたい」と話します。
 「立花はこれから!」と意気込む祥悦郎さん、立花地域の活動は新たなステップに進もうとしています。
2012年5月掲載

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