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風土を楽しむ

軽トラ大集合!「山田“菜”発見市」

画像:軽トラ大集合!「山田“菜”発見市」

 「集まってけれ~、みんな来てけれ~」、ハンド・スピーカーで呼びかけられて手が止まります。それぞれの持ち場で品並べをしていた住民のみなさんが顔を上げ、「いよいよ」という面持ちで歩き出しました。開会式が始まろうとしています。 

 平成21年10月25日、旧山田小学校において『山田“菜”発見市』が催されました。校庭には“山田の幸”を荷台に満載した軽トラックがおよそ30台も並び、即席の産直市場をなして来場者を待っています。
 天気は秋晴れ、スタッフが着用している“ハッピ”と風にはためく“ノボリ”の黄色が鮮やかでした。
 
 山田地域づくり協議会・会長の浅利重博さんが檀上に立ち、大きな拍手に促されてあいさつを述べました。前進と結束を訴える力強い言葉に、聴く方も大きくうなずいています。
 参加者は期待と不安の中で励まし合い、開場のテープ・カットを見守ると位置に付きました。これが山田の新たなチャレンジ――、そして〈あきた元気ムラ〉プロジェクトの幕開けです!
 
 会場を見渡すと、丹精を込めた商品が次々と目に飛び込んできます。人気のゴーヤを自家栽培してオリジナルの漬物にした自信作あり、名産の「セリ」を威勢よくアピールする人ありと、今日に賭ける意気込みが伝わってきました。
 “軽トラ市”のほかにも、シートを広げてフリー・マーケットを出店するお母さんや、ビニール・プールで“金魚すくい”を商う子供たちもいて、なかなかの創意工夫がうかがえます。
 
 山田地域は丘陵に包み込まれたような農村集落ですが、江戸時代に財を築いた伊多波武助(いたばぶすけ)の伝説が残り、花岡鉱山の鉱夫長屋が賑やかだった頃には列を作って行商に赴くなど、経済感覚が発達しているそうです。
 
 旧校舎内では“わら細工”の体験教室・展示会も併せて行われ、ニュースを見るや駆けつけてきた見学客もいました。
 次々とスタートを切って飛び出すのは、「見たことありますか山田」と題されたウォーク・ラリーの出場者。マップを頼りに、迷路のように入り組んだ集落の各所でスタンプを集めます。道に迷った大人を地元の小学生が親切に案内する微笑ましい場面も見られました。
 
 これまでも地域おこしには意欲的だった山田ですが、住民一丸となっての大がかりなイベントは今回が初めて。無事に開催までこぎ着けられたのは、浅利会長が自慢する「山田気質」のなせるわざと言えるでしょう。
 後日に実施したアンケートでは住民のほとんどが次回の開催を希望しているとのこと。『山田“菜”発見市』は、〈あきた元気ムラ〉を象徴する名物イベントになっていきそうです。
 
                               2010年4月掲載
※山田”菜”発見市は、10回目を区切りに、最終開催となりました。

山田“菜”発見市の様子は産地直送ブログで紹介しています。
→2010年 2年目の山田“菜”発見市で見た、元気な山田集落の姿!
→2011年 山田は負けない!! チャレンジの集大成・3年目の山田“菜”発見市
→2012年 軽トラ大集合!大館市・山田集落の「第4回山田“菜”発見市」
→2013年 天候に恵まれた第五回「山田“菜”発見市」わら細工体験も!
→2014年 2014年も「山田”菜”発見市」開催!
→2018年 今回がファイナル!10回目の山田”菜”発見市を開催!

山田集落公式ウェブサイトもぜひご覧ください。
 

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