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名産を買う

幸坂美貴子さんの「干し餅」

画像:幸坂美貴子さんの「干し餅」

 

 干し餅は毎年、寒の入り後に作る伝統菓子です。昔は餅を軒下に吊るす光景がよく見られました。しかし干し餅を作る家は年々少なくなり、現在は山田地域内でも数えられるほどしかありません。山田地域の干し餅名人のひとり、幸坂美貴子さんにお話しを伺いました。機械に頼らず、昔ながらの工程で作っています。
 
 干し餅はまずお餅作りから始めます。つきたての餅に砂糖、塩と、各種野菜を加えて木枠に詰め、包丁が入る程度に固まるまで一晩乾燥させます。そして餅を切りわけ、ひもで編んで一度水につけたあと昼夜の寒暖の差を利用して冷凍乾燥させます。
 これが寒締めという作業です。水分が抜けきるには一か月近くかかるそうです。「しばれ(寒さ)がないと、”さわさわじく”なる。」寒さの厳しい時期に冷凍乾燥させないと、数日経ったお供え物の餅のように中から亀裂が入り、失敗してしまいます。
 
 美貴子さんのお宅を訪れた時、蔵では冷凍乾燥作業が行われていました。部屋一面を埋めつくす干し餅はまるでカーテンのようです。カラフルな色合いはカボチャ、ゴマ、シソなどの自然の野菜の色です。素材から加工まで、生粋の山田育ちで、砂糖と野菜の甘さが餅の風味を引き出し、素朴な味わいが後を引くおいしさです。そのまま食べても、また焼いたり揚げたりしても、パリパリとした食感を楽しめます。
 
山田の干し餅づくり名人
 
 美貴子さん手作りの干し餅は、国道7号線沿いの産直施設「たけのこ館」で購入できます。たけのこ館にはこのほか地場産の野菜や果物、山菜、漬物、お菓子などが充実。山田地域へお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。
 
                               2010年4月掲載
 
 
【お問い合わせ】たけのこ館
●住所   大館市岩瀬字軽石野39(国道7号線沿い)
●電話   0186-54-6168
●営業時間 4~12月 9時~18時、1~3月  9時~13時

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